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カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています3

カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています3【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

 

1巻から気になっていた悠太の元カノ・礼奈の浮気の真実について。

悠太が礼奈と別れたことでこの作品は始まったので重要な話ですね。

読者からすれば浮気をした側の礼奈が吐く意味深な台詞になんだ?となっていましたが、そういうことかと。

悠太と礼奈は付き合っていたけど、互いに深い部分まで話していなかったからこそ、かけ違いぎ起きてしまったんだなと。

悠太は彩華は友達。礼奈からすれば自分より悠太に近い彩華に不安を抱くのは仕方ない。

不安定な気持ちのときに気の迷いは生まれるのは仕方ないのかも…

だけど気持ちを話さなすぎではあるが。

礼奈が悠太との関係が壊れるまでの描写が複雑で、もどかしい。だからこそ説得力は生まれていました。

彩華も2人の関係が壊れた関係を察してしまうのもなんだかなぁ。

真由はただの後輩から抜け出すように悠太が礼奈と向き合うように背中を押すのは良いなぁと。

 

浮気の定義は人それぞれ良い分はあるが、しっかり向き合って話さないとモヤモヤを抱えっぱなしは良くない。

真由の浮気についての言い分がスッキリしていて好きだなと思いました。

 

さて、3巻までに後輩・真由、腐れ縁・彩華、元カノ・礼奈の掘り下げが終わり、これからどうなっていくのかますます楽しみです。

個人的に彩華の一強ですが、真由と礼奈がどう動くのか気になります。

 

クリスマス直前に彼女に浮気された大学生・羽瀬川悠太。そんな俺の家に、からかい好きな後輩・志乃原真由が入り浸る春休みも明け、大学生活三年目の四月―真由と同じ講義を受け、親友・美濃彩華にはサークルの新入生歓迎会に誘われたりと、賑やかな新学期を過ごしていた。しかし、それでも脳裏によぎる、元カノ・相坂礼奈の言葉。「私、浮気なんてしてないから」付き合っていた頃の想い出と、別れを決めたあの光景が甦るなか、再会の時が訪れて…。「ねえ、悠太くん。私のこと、嫌い?」浮気の真相と胸に秘めた想いを明かす礼奈に、俺は―。ちょっと大人の青春ラブコメ、未練と決意の第三巻!