羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

戦力外捜査官3 ゼロの日に叫ぶ

ゼロの日に叫ぶ: 戦力外捜査官 (河出文庫)

 

毎巻のごとく終盤に盛り上がる展開を持ってくるのは流石としか言えないです。

今回はスマホアプリや大衆に根付いている傍観者体質について厳しく追求していて、中々しんどい展開でした。

ウィルスはどこからも入ってくるというのは知ってはいましたがパンデミックみたいな事件を読むと恐ろしい気持ちになりますね。気をつけないと。

周りに人がいるから自分は何もしなくて良いんだというのは悪いとは思っているだろうけど、やってしまうんだよね。日本人の悪いところです。しかも簡単には治らないというのがなんとも。

 

強敵の名無しは強すぎて現実味がないようにも思いましたが、どうですかね。

終盤のどんちゃん騒ぎのやりたい放題は好きです笑

傷だらけの設楽や海月だが救われる最後を迎えられて良かったです。

それにしても、海月の優秀さが発揮されるのは大事なところなのはお約束ですね。

 

都内の暴力団が白昼、何者かの手で殲滅され、偶然居合わせた刑事2人も重傷を負う事件が発生!警視庁の威信をかけた捜査が進む裏で、東京中をパニックに陥れる計画が静かに動き出していた。ドジを踏んで捜査本部から外され、遊軍班として、別の角度から捜査を始めた海月と設楽。果たして、東京を守ることはできるのか!?