羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

嘘と詐欺と異能学園

嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)

 

エリート異能力者達を出し抜いていく、主人公・ジンの策略は読めなくて愉快でした。

力がなくても、嘘と仕込みを駆使して成り上がっていくのがワクワクするし応援したくなりす。

ヒール的な主人公だが背景が描かれていて、なりふり構わず目的に対して動いていくのは好きになりますよ。

ジンの共犯者になるニーナにも葛藤や悩みがあり、それでもジンと一緒に大きな事を起こしていくと決めるまでの過程があるのは良いですね。

力が有れば何しても許される世界で、力がない者が知恵を使って綱渡りしていくジンとニーナを応援したくなります。

 

まだまだ、2人の周りを欺いていく姿を見ていきたいです。

 

無能力の最強詐欺師がエリート異能学園で成り上がる。 究極の知略バトル!

国中から集まったエリート異能力者が日々熾烈な競争を繰り広げるハイベルク国立特異能力者養成学校。
無能力者なのにもかかわらず入学試験を突破した天才詐欺師のジンは、〈災禍の女王〉と恐れられる少女・ニーナと出会う。実は彼女も、天才的な演技で周囲を騙し続けてきた無能力者だった。
お互いの秘密を共有した二人は、学園の頂点を目指すため共犯関係を結び、エリート異能力者たちを策略にハメていく――。
「俺とあんたが組めば、世界すら騙し通せる」
最強の嘘吐きたちがあなたを魅了する、究極の“騙し合い”エンターテインメント。