羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

君と漕ぐ4 ながとろ高校カヌー部の栄光

君と漕ぐ4 ながとろ高校カヌー部の栄光 (新潮文庫)

 

遂に舞奈が大会デビュー!

今まで学ぶことばかりで、試合になると傍観するしかなかったから、やっと仲間達と同じくカヌーが出来ることになったのは感慨深いものがあります。

大会で舞奈は悔しさ、喜びを経験して、感情剥き出しの姿を見れて、読んでいてグッときました。

無邪気で幸せそうな舞奈だけど、暗い部分もあるんだと分かって、ただ明るいだけでないことを知ると一種の怖さも感じます。

 

恵梨香がどんどん遠い存在になっていくが、いつまでも今のような関係でいられるか。

舞奈と恵梨香、2人がずっと仲良しでいられるのか気になります。

 

希衣と千帆の昔ながらの関係だからこそ、割り切れない感情が残っていたが、ようやくスッキリ前を向いていくことが出来そうで良かった。

 

新入生は現代の若者らしい少女だった。

舞奈が同じ素人として、先輩として、頼もしい存在として接しているのが見られて、新鮮でした。

 

大会を勝ち進んでいく、ながとろ高校カヌー部の青春が楽しみです。

 

 

スター選手、蘭子にスカウトされてペアを組むことになった恵梨香。二人は圧倒的な記録を叩き出し、日本代表選手と目される。努力を重ねる希衣もまた、親友でライバルでもある千帆の実力に迫りつつあった。一方、初心者だった舞奈もいよいよ大会デビュー。ついにカヌー部女子四人揃ってフォア競技に挑むことに! 新入生も加入、新たなステージを迎える熱く切ない青春部活小説第四弾。