まさかのシリーズ化!
衝撃的な作品だった前巻からどう続くのか気になっていました。
まとまっていたので、どう物語を展開するのかと思いましたが、流石はベテラン作家ですね。
上手い!
最後まで読めば分かるけど、JKという女子高生の意味だけでなはなく、ジョキアム・カランブーという人物の生き方も含んでいる。
あと、女子高生が性被害を受けることが多く、立場が弱い。そうした実情から彼女達を救うという面があるのが分かる。
前巻読んだ人は今巻も読んで確かめて欲しいです。
紗奈が戸籍もなく、身寄りもない、そんな状況でも身体を鍛えて策を巡らせて生き抜く姿は立派。表に出られないけど、警察が手を出せない悪者を処罰していく姿は爽快です。日本の犯罪者への甘さを突いていて、被害者に寄り添っているから、紗奈を応援したくなります。
とはいえ、1人で生き抜くのは厳しくなってくるだろうから、仲間を増やすのか気になります。
TBS「THE TIME,」で話題の、青春バイオレンス文学!
K-POPダンスが人気のユーチューバー「江崎瑛里華」。ある朝、投稿用動画の撮影中に川崎の暴力団、衡田組のチンピラが現れた。瑛里華の正体に気づいた男はナイフと銃で脅し、連れ去ろうとするが返り討ちに遭う。残されたバッグの中から犯罪計画と思われるメモを見つけた瑛里華は、自分を“幽霊”にしたヤクザたちの悪行を潰すため、記された日時に渋谷109に向かう。女子高生の聖地で、凄惨にして哀しい少女の復讐劇が始まる!