寿雪の優しさが仇になるのは嫌だな。徐々に寿雪の良さが広まっていくことで反乱分子だとみなされてしまうのは切ない。生まれのしがらみがより深くなってきた。
後宮では影が薄い存在だったが、徐々に存在感が増えてきて、扱いに困るように。
読者からすると寿雪の懐の深さが分かるが、後宮内には届かない。
高峻とも距離が空いてしまったのは残念。高峻は立場が立場だから複雑だね。
救いは側近が寿雪を信頼していることか。
温螢が軽いキャラながら性質は寿雪に近いのが分かり、好きになりました。
衛青、寿雪は距離を測りそこねているのが、今後どう響いてくるか心配だ。
今宵も、夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女…。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞いこんで!?烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に、言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は、真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは―。圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!