羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

少年と少女と、 サクラダリセット6

少年と少女と、 サクラダリセット6 サクラダリセット(新装版/角川文庫)

素晴らしい構成。最初からパズルを散りばめていて、ここにきてパズルがガチっとハマる快感を味わえて良かった。

サクラダリセットというタイトルの意味が判明する。また、咲良田の始まりも描かれていて、もう高まるしかない。

ケイの正しさと浦地の正しさ、互いに違う正しさを持っていて、衝突し合う展開に。

相麻が死んだ理由には納得しきれない。悲しさが多い。春埼は記憶がいじられ、ケイはどうするのか。最終巻へ。

ケイと春埼、ケイと相麻、ケイ、春埼、相麻の三角関係が切なくも愛おしい。

ここまで、読んだら皆幸せになってほしいです。

 

学園祭当日、浅井ケイは春埼美空に想いを伝えた。だがその裏側で、再生した相麻菫と管理局対策室室長・浦地正宗それぞれの計画が絡み合いながら進行していた。翌日、ケイは相麻からの不可思議な指示を受け、その先々で能力の連続暴発事件に遭遇する。それは40年前に咲良田に能力が出現した「始まりの一年」から続く、この街が抱える矛盾と、目の前に迫った“咲良田の再生”に繋がっていた。最終章突入のシリーズ第6弾!