羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

わたしの幸せな結婚 二

わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)

美世と清霞の結婚生活は波瀾万丈だな。

始まりから、一悶着あったが今回も波乱な出来事が起きる。

隠されていた美世の異能のエピソードや美世周りの事情が明らかになり、美世も清霞も揺れる。1巻で含みをもたしていたが、美世が持つ異能は強力で、それゆえに美世の母は手を打ったというところ。家や、異能に振り回される美世は不憫だ。

また、清霞の姉の話や新しく登場した美世の母の実家など、輪が広がっていく。より、シリーズを追うのが楽しみに。

美世が空回りして、清霞に本音を話せなかったり、清霞は清霞で焦りがあり、すれ違う2人。それでも、引き離されても、繋がる勇気を出した美世は見事でした。

 

 

継母に虐げられて育った美世は、冷酷な軍人と噂の清霞と婚約をした。誰もが不幸な結末を予測したが、いつしか清霞と美世はお互いの優しさに惹かれ合う。美しく強い清霞に少しでも追いつきたくて、勉強を始めた美世。二か月後のパーティでの社交デビューを目標に頑張るのは楽しいことだった。そんな中、なぜか夜ごと悪夢に苛まれ、誰も頼れず美世は体調を崩してしまう。さらに美世を狙う者が現れ、美世と清霞の気持ちはすれ違い―。これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。