羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

靴の向くまま

靴の向くまま(1) (モーニングコミックス)

表紙や帯に惹かれて読みましたが、めちゃくちゃ良かった。ほっこりするし勇気貰えるし、活力が湧いてくる。靴は足だけではなく、心や身体を支えているということを忘れてはいけない。

作中に出る「いい靴はいい場所に連れていってくれる」というフレーズが心に残ります。

 

親から引き継いでばかりで未熟だけど心優しい靴職人の主人公がお店に訪れてくるお客様の足や靴、その人自身にも寄り添っているので、芯のある物語になっていて、非常に良い読み心地でした。

人生の歩き方も考えるきっかけになりました。

 

おすすめです!

 

「いい靴はいい場所に連れていってくれる」――靴職人だった亡き母に教わった言葉を胸に、工房を継いだ歩純結彩。“履き主がいい場所に行けるように”とおまじないをかけながら作られる結彩の靴は、今日も誰かの一歩をやさしく包んでいく――。まだ未熟、されどあたたかい靴職人の物語。