羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

異世界の名探偵2 帰らずの地下迷宮

異世界の名探偵 2 帰らずの地下迷宮 (レジェンドノベルス)


1巻で名探偵になったヴァンが成長した姿が見れて良かったです。

(あらすじ)

「首なし姫殺人事件」を見事解決し、その後も難事件に挑んで、今や「パンゲアの七探偵の一人」にまで選ばれたヴァン。 
ある日ヴァンは、元冒険者で、いまはペース国の貴族となった富豪のベントの屋敷に招かれる。そこには8人の名だたる冒険者たちがいた。ベントはヴァンを含む9人に、自身が購入した地下迷宮の攻略を依頼する。その迷宮は「帰らずの地下迷宮」の異名を持ち、潜入した冒険者の大半が戻ってこなかったと言われる伝説の迷宮だった。己の腕を信じて迷宮に挑む9人。攻略は順調に見えたが、一人また一人と不審死を遂げていく。「犯人は間違いなく近くにいる!」。探偵として冒険者として、ヴァンはこの難事件を解決し、迷宮から帰還することが出来るのか!?


世間の評価にまだ追いついていない感があるヴァンですが、これから徐々に成長していくんだというのが感じられて良かったです。

今回は巻き込まれて、強い人達に囲まれていて、助けられながらでも犯人にたどり着いたのは見事でした。


序盤から中盤まではどうなっていくのか様子見的なところがありましたが、事件が発生して、混乱していくヴァン達にハラハラしてからは最後まで流れるように進んでいきました。

正直犯人にやられるのかなと思いました笑 

それくらいスリルがありました。

犯人に対してのヴァン達の対応は読んでて、すっかり騙されましたよ。

くそー。

種明かしで事件を振り返ると伏線を回収していて、見事な構成でした。


ファンタジーな世界でミステリーはあまり読んでないので、新鮮に感じます。


まだまだヴァンの物語を見ていきたいと思いました。


新キャラのエニはこれからも出てほしい、魅力がありました。


続いてほしいです!