羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

29とJK7 〜さらば、情景〜

29とJK7 ~さらば、憧憬~ (GA文庫)


憧れる鋭二に追いつこうとする、花恋と渡良瀬に落とし穴が待っていた…

(あらすじ)

「お前、ラノベの編集者をなんだと思ってたんだよ」「ヤクザ」多数の企業が参画するコラボレーション企画「お仕事小説コンテスト」に応募した花恋に受賞の連絡がきた。プロデビューに喜ぶ花恋と鋭二。だが「編集との改稿作業」というプロの洗礼が待ち受けていた。一方、渡良瀬の発案による合同センターのコンテスト参画も発表され、世間の注目を大いに集めていた。事態の進捗にかすかな違和感を覚える鋭二に、幼なじみの沙樹は語る。「あたしも挫折してたのよ。編集者として」“禁断の”年の差ラブコメ第7弾!


前巻から不信感が付き纏っていた御旗の本質が露わになり、花恋と渡良瀬の希望を摘み取ることに。

今までは社内での争いだっただけに未知な敵だったが故に油断したな。

鋭二が憧れていた人物だったというのと、あくまで様子を見ようとする姿勢だっただけに強く出られずにいた。


ただ、もう我慢しなくていい。

教え子2人がコケにされて、黙っているのは槍羽鋭二のやり方ではない。

徹底的に御旗を後悔させてほしい。

憧れにさようなら。


また、沙樹の編集者時代の話や鋭二や花恋が憧れていた作家の背景などは読んでて苦しくて、どこまでが事実なんだろうと思った。外からでは分からない苦悩があったんだろう。

城尾さんの策は生々しくて、これで落ちないのは難しいでしょう笑

真織は鋭二と花恋の尻叩き担当がはまってました。良い関係です。


花恋と渡良瀬は辛い経験だっただろうが、これを機会に更に成長していってほしいですね。



次巻で最終巻。

どんな結末になるのか。

期待です!