羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

安達としまむら

安達としまむら (電撃文庫)

 

アニメが放送され始めたので読みました。

タイトルの通り、安達としまむらの話です。

特別な理由はないが、周囲に馴染めない2人が距離を測ってちょっとずつ近づいていくが離れていったり焦ったい心理描写が巧みでした。

2人が授業サボって卓球してだらだら過ごす日々が好きですねー。

自由に過ごすのも時には必要だな。

学校や放課後で過ごす、何気ない日々の中で安達としまむらは心の揺れ動く思春期の悩みは良いもんだなーと。

安達は結構しまむらを意識しているが、しまむらはそうではないのが今後どうなるのか気になります。

しまむらはブレなさそうだけど。

 

しまむらの友人の永藤と日野も良い子だったので彼女達の掘り下げが楽しみです。

宇宙人の社はどういう意図で出ているのか不思議だ。

 

(あらすじ)

体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。ただ,しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。日常を過ごす、女子高生な私としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。