まずは続いてくれたことに感謝です。
1巻でもまとまってはいましたが、友利と青塚さんが悔しいままだったので、今回見事に成長して自分の手で立場を掴んでいったのを読めて良かったです。
ソシャゲ制作のさらに細かなところまで入ってきていて、数字の向こう側を見ることやユーザーへの配慮などを見ると大変だし揺さぶられる仕事だと思う。
ただ、やり甲斐も確かにあって、自分と向き合って創り出したものを多くの人に届けられたら嬉しいなんて言葉では表せない喜びがあるんだなと。
一冊を通して心に響く台詞が沢山あり、読んでいて非常に心に火が灯る内容でした。
特別になりたいという気持ちを忘れずにいたいなと思いました。
心折れそうでも立ち上がるのは熱いです。
友利、青塚以外の登場人物にもドラマがあり、そちらも読んでいて応援したくなる要素でした。
なにより、友利のピンチに度々現れる安森さんの頼もしさが半端ないですね笑
まだまだシリーズが続いていってもらいたいなと思います。
友利晴朝、22歳。大学を卒業し、就職活動をして、たくさんの企業に落ちた結果、「僕」が飛び込んだのはソーシャルゲーム業界。そこは8000万人がスマホを使う現代日本にあって、急速な成長を遂げる新興市場だった。ゲーム作り、つまり遊びの仕事? とんでもない。「楽しい」を生み出すため、僕らは全力を尽くす。働くとは。モノづくりとは。熱き想いが心を揺さぶる、青春お仕事小説。