まず、続巻が出てくれて嬉しいです!
1巻でもまとまっていたが乃亜や日菜子を掘り下げて欲しかったので。
前巻から少し間が空いたので最初はどんな感じだったけと探りながらでしたが、そうだ、このイカれたやりとりこそ、真骨頂だと思い出しました。
この作品は日常のイカれたやりとりが癖になっしまう。ギャグ8割、本気2割の割合で構成されているから、リラックスして読めるし、キャラの掘り下げ時にスッと内容に入れる。
間や切り替えが上手いので、スルスルと頭に入ってくるのが良いですね。
基本的に乃亜が壊れているが、周りにも伝染さていく感じが面白いです笑
王様ゲームの下りは最高でした。
今回は24歳の日菜子さんの子供から大人への過程として苦しみやもがいていた部分が見れたり、乃亜の昔の家庭での扱いなど繊細な部分にも、触れていました。
日菜子さんは今は大人に見えても、子供の頃は年相応の悩みがあったのだなと。
この部分は大人に刺さる内容でした。
梶野と出会って恋に落ちるよなと納得。
昔の尖っていた頃をスピンオフとして出しても面白そうでした。
乃亜は少しだけしかまだ過去に触れていないので、今後どう明かされていくのか注目です。
梶野の元カノについては、あ〜という感じでした。
ただ、乃亜と日菜子の梶野への想いは止まらない。
2人が決意を決めたようで、よりこのラブコメの先が気になる物語でした。
日菜子さん、実はヤバいJKだったんです!
お疲れサラリーマンである梶野の家に入り浸る、ギャルなJK香月乃亜。お隣さんでもある彼女は、毎日梶野の匂いを嗅ぐことに夢中だ。
彼女が慕っている大人はもうひとり。花野日菜子――梶野の会社の後輩で、24歳の美人OL。仕事のデキる優秀なデザイナーで、人望も厚い。そして乃亜の恋のライバルでもある。
一見完璧に見える彼女だが、決して他人には明かさない、黒歴史を抱えていた。
彼女の過去のあだ名は「ヒナミチ」。赤く染めた髪を振り回し、毎日アロハシャツで学校に登校する不良だったのである!!