羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

現実でラブコメできないとだれが決めた? (5)

現実でラブコメできないとだれが決めた? 5 (ガガガ文庫)

 

清里さんの策にハマり、迷走する耕平。

耕平が目指していたものに既に近づいていた清里さんの言葉は耕平によく突き刺さる。

何をしたら良いのか、分からなくなる。

そんな時こそ、共犯者の出番。

だが、上野原は上野原で抱えていた問題とぶつかることになり、悩む。

なぜ耕平が計画中止にした理由が分からない上野原は調査を始める。

ヒントを求めて、耕平に手を差し出された表紙の2人に話を聞き、覚悟を決めるのは良かった。

勝沼と日野の変化は耕平のおかげで、耕平がしていたことが良い方に転がっていたところもある。

理屈が先行して、行動出来なかった上野原が腹くくってから、耕平と向き合っていたところは共犯者どころかヒロインだと思う。

一歩引いてた上野原が清里さんに敵意向けるようになったのは良い変化だ。

 

耕平、上野原が互いに自分の気持ちと目標を再確認したが、本心には気づいているのか否か。そこはかなり含みを持していて、次巻でどう転ぶのかワクワクします。

目標を取り戻した耕平は清里を救えるのか。清里と上野原、耕平はどちらを選ぶのか。次巻が最終巻は寂しいが期待したい。

もう終わってしまうのは寂しいなぁ。

好きなシリーズなだけにもっと…と思ってしまう。

 

上野原一家と耕平の団欒は良い感じでした笑

 

“共犯者”に必要な、たった一つのもの。

“メインヒロイン”の衝撃の告白からしばらく経ち、夏休みに突入。彩乃は計画中止の宣言を受け、『DRAGON CAFE』にて呆然自失としていた。
耕平とは、あれからまともに連絡が取れていない。どうしたら良かったのか、これからどうすれば良いのか、全然わからない。
するとカフェのマスターから「友達と腹を割って話したら、光明が見えるかもしれない」とアドバイスを受ける。
真っ先に思い浮かんだのは、二人の“ヒロイン”だったーー。
大人気の『実現するラブコメ』第5弾! ラブコメのない、静かな夏がやってくる。