坂木司先生の作品は読むと元気が湧いてきて、良いです。
性の悩みをテーマにしていて、女性の処世術を描きつつも男の生きづらさも見ているので、終始フェアな物語だなと。ミキが男で女の社会を生き抜いていく力強い姿勢には勇気が貰えました。
ミキが生きづらさとぶつかるたびに、はっちゃけるエネルギーがあって、彼女に引っ張られるように前に進めます。
男女の悩みだけでなく、人としての差別にも触れていて、悩みを抱えている人に寄り添っているような感覚がありました。
まだまだ、続きが読みたいです。
おしゃれして、好きなインテリアで部屋を飾って、(ブラックだけど)アパレル勤務。みきは憧れの“女子的生活”を謳歌していたが、ある日、マンションの部屋の前に不審な男が。「あの、ここに小川って奴が住んでるって聞いたんですけど―」マウンティング、モラハラ、毒親。次々現れる強敵に、オリジナルな方法でタフに立ち向かうみき。読めば元気が湧いてくる痛快ガールズ・ストーリー。