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読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2

魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2 サクラダリセット(新装版/角川文庫)

ケイとハルキの関係について触れていたが、能力があるなしに関わらずに付き合っていけたら理想だよなと。どちらかといえばハルキが怯えているのをケイが拾っていくのが良い。ただ、ケイもハルキも本心でどう思っているのか話し合っていないのもあれだな。そこまでしなくてもある程度通じているのは凄い。

リセットだけでなく、セーブも大事ということ。2人の関係は破綻しそうでしないバランス感がある。

 

今回の魔女と一人の男のエピソードはロマンありました。死ぬ前くらいは大切な人と会いたいよな。そこに至るまでの複雑さがありましたが。

ケイの頭のキレ具合が恐ろしい。

過去に関わっていた人達が出てきて、相麻菫が現れると。

 

思い出に浸って生きる男・佐々野は写真の中に入る能力を持っていたが、赤い目をした女の子によってその力を封じられていた。ケイは彼が持つ写真に、かつて自身の失敗で死なせてしまった少女が写り込んでいるのを発見する。少女との再会のために、佐々野の能力を取り戻そうとするケイ。だが彼と春埼の前に「魔女」を名乗る女性が現れたとき、偶然に思えたすべてが意味を持ち始めるのだった。緊迫の頭脳戦を描く、シリーズ第2弾。