羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2019年 4月 購入予定&気になる作品

4月の購入予定作品は少なめですが、予定してないものでも買うだろうし、なんだかんだ増えていくんだろうと諦めな感じもします。

新作では電撃文庫「マッド・バレット・アンダーグラウンドガガガ文庫「路地裏に怪物はいない」あたりを期待してます。

 他には、「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」「人形剣士は断ち切れない」「虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くん」の2巻が出るのでワクワクします。

 

マッド・バレット・アンダーグラウンド (電撃文庫)

マッド・バレット・アンダーグラウンド (電撃文庫)


路地裏に怪物はもういない (ガガガ文庫)

路地裏に怪物はもういない (ガガガ文庫)



 

4月1日

角川スニーカー文庫

妹がブラコンであることを兄だけは知っている。

 

4月4日

ジャンプコミックス

ハイキュー37

 

4月10日

電撃文庫

マッド・バレット・アンダーグラウンド

スカルアトラス

 

4月12日

ビックコミック

1518!イチゴーイチハチ!

 

4月15日

GA文庫

友達の妹が俺にだけウザい

落第騎士の英雄譚16

 

小学館コミック文庫

クロスゲーム 9

 

4月17日

講談社コミックス

五等分の花嫁9

ランウェイで笑って10

シチハゴジュウロク2

 

4月18日

ガガガ文庫

妹さえいればいい12

これは学園ラブコメです。

弱キャラ友崎くんLV7

路地裏に怪物はもういない

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14

 

4月19日

花とゆめコミックス

墜落jkと廃人教師4

 

ヤンマガKCスペシャ

亜人ちゃんは語りたい7

 

4月20日

ファンタジア文庫

甘えてくる年上教官に養ってもらうのはやり過ぎですか?

撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろⅡ

 

4月24日

・角川文庫

涼宮ハルヒの陰謀・憤慨

 

4月25日

・MF文庫

14歳とイラストレーター7

青春ノイズと<あこがれ>キラーチューン2

人形剣士は断ち切れない2

 

オーバーラップ文庫

虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くんplan.2

 

メディアワークス文庫

ふしぎ荘で夕食を 

 

4月26日

新潮文庫NEX

きみの世界に、青が鳴る


・Gファンタジーコミックス

いなくなれ、群青(1)

 

・電撃コミックスNEXT

やがて君になる(7)

・REXコミックス

 

政宗くんのリベンジ11

ノッキンオン・ロックドドア

ノッキンオン・ロックドドア (徳間文庫)


青崎先生は器用な作家でありながら、どの作品でも色濃く個性を表してくれるので好きです。

今作は探偵と助手ではなく、探偵と探偵を組み合わせる新たな試み、しかも男と男。男同士特有の空気感や信頼感があり、ミステリー小説というだけでなく、キャラ小説としても楽しめます。

短編集で、どうしてもサクサク話を進めなければならないので、個性ある2人を主軸に据えて回すのは巧いなと思いました。


話的には、どの話も楽しめましたが、「十円玉が少なすぎる」が飛び抜けて好きでした。


続きも読みたいです。

変態王子と笑わない猫。13

変態王子と笑わない猫。13 (MF文庫J)

(内容)

頭の中身が煩悩まみれな高校生・横寺陽人は、NTT作戦という名の後輩をくすぐる秘密プロジェクトを遂行していた。大人のオンナの筒隠月子は、ちょっぴりえっちな同人小説をホームページにアップし、見えないアンチと格闘していた。誉れ高き大和撫子・筒隠つくしは『鋼鉄の王』を殺すため、ウエディングドレス着用の式を海外で挙げることになった。動物大好きな少女・小豆梓はある日、自らが小さなわんこになってしまっていることを知った。そして、それから。ピクニックに集まった仲間たちは―同じ屋根の下で楽しく暮らしていた。大人気爽やか系変態青春ラブコメ最終第13弾。あの日の彼らは、今日も君と生きている。

(感想)

幸せのその先。

既に本編を終え、エピローグも終わっているが今作はさらにその後の幸せを描いていて、月子以外のヒロイン達も救済されているように思いました。

陽人は月子を選んだから、他の子はどういう心境だったのか気になったので読めて良かったです。


真面目なパートとおふざけパートの混ぜ具合が絶妙で、このシリーズらしさが全開でただただ楽しめました。


彼ら彼女らに幸よあれ。



これで終わりだと思うが、また出してくれても良いんですよ。

15歳のテロリスト

15歳のテロリスト (メディアワークス文庫)

 

松村涼哉先生の新作はメディアワークスから。デビュー作からこちらの文庫に移っても違和感ない作風でしたが、今作はより、色濃く感じました。

テーマは少年法ということで、現実でも問題になっていることで、小説ならではの仕掛けを整えていた。読んでいて、やるせなさや、悔しいと気持ちがナイフのようで、作者の伝えたいメッセージというのが痛いほど伝わってきました。

主人公の渡辺篤人と記者の安藤が各立場から少年法でこんな酷い目に遭ったことが細かく現実的で、加害者への憎悪が酷く伝わってきた。そして、だからといって、加害者も苦痛を味わっているわけで。ネットやニュースに踊らされてクルクル回るように世間の人は加害者を叩いて傷つけて、そこまで言うのかという線を平気で超えてしまう。現代の問題点を問いかける、作品になっています。

 

読み終えた後に訪れるのは幸福感か絶望感か

。読者それぞれだと思いますが、渡辺篤人の叫びをただの小説の主人公の声だと思わず、しっかりと受け止めてもらえたら良いなと思います。

 

 

 

考えて考えて、意見を言う前に、全てを知ろうとすることから始めるべきなんだ。

教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?4時間目

教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 4時間目 (MF文庫J)


(内容)

「わたし、作家デビューが決まりました」―衝撃的な星花の告白を受けて、塾講師・天神は、冬燕と一夜の過ちを犯した。それはさておき、作家・天神は、自分が同業者であることを隠して出版社の受賞パーティーをやりすごそうとする。だが、彼の前に新たなJCが現れて…?「―ヤヤは神です―ヤヤノ才能を信じなさい―」「か、神を僭称するだなんて、悪魔はわたしへの挑戦ですか!?」…違うと思うぞ。光と影のJC作家二人に内から外から責められて、天神の作家業は一つの転機を迎える―。恋する教え子×冷ややか先生で贈る年の差ラブコメ第四弾!悪魔と天使と、神様か…。

(感想)

星花がガチクソ悪魔になってて、1巻の頃はクソガキだったのになー。天神が思ってもない速度で星花が成長し、自分より高い場所に登り詰めるとか鬼か。この作品、星花以外に恵まれる人は出ないんだろうか。才能や運を味方につけすぎぃ。


新キャラの八谷屋は不思議ちゃんキャラで大賞受賞作家ということで、こっちが光だと思ったら陰だった。星花が陰かと思ってたから以外過ぎた。最初は不思議ちゃんで、成功していくかと思ってたら星花に喰われた形になってたな。ぼろぼろに傷つき、落ちるところまで落ちたが、最後に上に上がっていく兆しを見せてくれて好きなキャラになりそうです。

あと、冬燕がわりかしポンコツなんだけど今巻はギャクキャラになって悲惨でしたが、次巻は物語に食い込んできそうで期待します。


今巻は作家もの100パーセントで面白いは面白かったんですが、女子小学生達の出番が少なかったのは残念。次巻はどうなるかな?



めちゃくちゃ面白いぞ、このシリーズ!

ブルーピリオド1

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)


本屋で強く推し出されていて、気になって購入。


めちゃくちゃ面白かったし、刺さった。


遊びも勉強も全力。しかし、自分のこれからのことは特に何も。そんな悩める少年矢口が1枚の絵に強烈に惹きつけられる。そして、考え始める。誰かの感動ではなく、自分の感動を。そして、絵を描くことを決意する。


どのキャラも立ってて面白いし、矢口の両親の優しさは心に染みる… 最近、涙脆くて…

矢口の周りの不良組も理解を示してくれて、暖かい仲間たちで良い。凄く良い。



とにかく、読んで確かめてほしい。


この面白さを。


絵は描けないし、絵の詳しい話は難しいけど、面白いのだけは分かる!

札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアアラウンド

札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアラウンド (ファンタジア文庫)


ファンタジア大賞〈銀賞〉受賞作


異能バトルと軽快な会話、変態たちのはっちゃけぷりに笑わされたり、楽しませてもらいました。

主人公の工輝の人助けをするのに迷わず、正義を貫き通そうとする姿はカッコ良かったです。心も凝り固まった気持ちを工輝たちに溶かされていくのは良い流れでした。


工輝、心以外のキャラ達は濃い人達でみなすけ荘のメンバーのお人好し具合が好きです、困ったときは団結してくれる空気が優しくて作品を強くしてます。



続くなら、読みたいかな。