羽休みに娯楽を

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さよなら僕らのスツールハウス

さよなら僕らのスツールハウス (角川文庫)

 

思春期の一部である大学生の時にシェアハウスで男女が過ごしていったら、それは何かあるだろう。

シェアハウス内で起こる謎や、メンバー内の中で交わる思惑などがまさに青春という感じで、読んでいてこういう風に生活を共にしていけるならと羨ましくもなりました。

同じ場所に住んでいても、それぞれが違う想いで受け止めていて、その違いこそが今作の肝なんだなと思いました。

違う感情を各人物ごとの視点で見せていき、話が進んでいくうちに変わりゆく様々な人物の模様には儚いが暖かさがあり、たまらなく嬉しくなりました。

表題作は切なさがありますが、前向きな気持ちになっていく女性の余韻が良い読後感に繋がっていました。

短編で、様々な時代のスツールハウスで起きた出来事を読んでいくと色んな人達の想いが感じられて良かった。

読み終えたら、住んでみたいなと思いました。

 

(あらすじ)

「スツールハウス」。それは、崖の上に建つシェアハウスの名前。腰かけのように、若者たちが人生の一時期を共有する場所。そこには確かに、青春と謎があった。元カノの結婚式に送った写真に秘めたメッセージ。無人のシャワールームで起きた事件。ともに暮らした仲間からの相談…。一見バラバラの謎と、15年住み続け、「主」と呼ばれた女性、素子の謎。全てが解かれたとき明らかになる、切なく優しい真実とは。心の奥を刺激する青春ミステリ。