羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

安達としまむら8

安達としまむら8 (電撃文庫)

 

前巻でだいぶ安達としまむらの関係が近づいてきたなと思ったら、最終巻的な10年後のエピソードから始まって驚きました。

色々あるんだろうけど、2人は未来も一緒に歩いているんだという安心感がありました。

ハッピーエンドは決まっているのは良いですね。

ただ、読者的にはその色々が見たいんですよね。どこまで描いてくれるのか期待です。

 

修学旅行でしまむらに迫られた安達との関係についてのクラスメイトとの駆け引きは、ちょっと心配でしたが収まるところに収まったかたちでホッとしました。安達が一切気にしないからしまむらに負担がいくんですよね。

ただ、しまむらの中で自覚ないほどに安達の存在があるのは、しまむらにとって変化をもたらしたからというのもあり無自覚に感じたのかなと。

ヤシロが良いことを話すことが多かった印象です。

妹ちゃんとヤシロ、日野と長藤も掘り下げられると良いなと思います。

心配なのはしまむら樽見ですね。

揉めそうな気がします。

 

 

 

高校二年生の十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。「なにかな足の速い安達」「班は、一緒で」「うん」当然そうなるのだ。ただ問題は、班を作るには五人必要ということだ。安達の性格からして、二人きりじゃないと不満だろうし、どうしたものか。女子高生2人のゆる~い日常。どきどきの修学旅行な、第8巻。