羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

リエゾン6  ーこどものこころ診療所ー

リエゾン(6) ーこどものこころ診療所ー (モーニングコミックス)

 

前回からの続きで、拒食症の女の子がどんどん痩せるというよりも萎んでいってしまうのを見ると、痩せるのが1番という風潮もどうなのかなと思いました。

何より、日が経つにつれて痩けていく娘を支えようとする母の心情が辛い。

 

友達が気づいてくれて、ぶつかってくれたおかげで最悪に至らなくて良かった。自分を見てくれる人がいるのを忘れてはいけないね。

母は待つしかないのだが、待ち続けた母の気持ちが伝わっていて良かった。

 

ASD発達障害を抱えている人が家族にいる苦悩というのは、難しい。

今回は上手く前に進めそうですが、やっぱり考えてしまいますね。

 

性の自認については、色々知識が広まってはいるが、厳しい目にもあうかもしれない。

だが親は心の準備をして、味方になるのが1番。

 

そして次巻はヤングケアラー。

重そうな内容だが、気になりますね。

 

子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。摂食障害不登校性自認――。突然の事態に直面し、わが子に向けていた愛情が、親の心を蝕むものに変わっていく。児童精神科医が示すのは、干渉と信頼のバランス、親と子の適切な距離感。第6巻は「完璧なダイエット」「カサンドラ」「夜間託児所」の3編を収録。