羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

虚構推理 逆襲と敗北の日

虚構推理 逆襲と敗北の日 (講談社タイガ)

 

刊行ペースが上がっていて嬉しい限り。

今回も虚構を作り上げるが嘘はついてない琴子の策略に感嘆しました。

夢虚ろな犯人に対して、厳しく現実を突きつけるのはスッキリしました。

珍しく、琴子と六花さんが手を組んで事件に当たったら犯人が可哀想に見えてくる笑

まさに鬼と鬼。

 

六花さんが事件に巻き込まれて容疑者に。

しかし、六花さんはやってない。

無実を証明するために動く。

六花さんがただ巻き込まれたのは考え辛く、裏に何かあると琴子、九郎が探り探りでかつ大胆に動いて、六花と思考対決になってくる。

やはり、六花さんが話に絡んでくると物語が複雑になってきて、落とし所も様々な思惑がこんがらがって絡まっているのがまた、良い。

 

琴子は特別な存在で、九郎と六花がいつかは倒される存在というのが、今後に不安が残る要素ですが、うまくまとめてくれるでしょう。

それにしても、九郎は琴子に対してツンデレだなぁと笑

 

 

<シリーズ累計400万部突破!>

「それは巨大で、凶暴で、獰猛で、何より場違いな幽霊だった」

警察に呼び出された琴子と九郎。二人と因縁深い桜川六花が、奇妙な連続転落死事件に居合わせ、容疑者になっているという。

六花が二人を前に語ったのは、異郷の野獣キリンの霊による殺戮劇だった。琴子たちは彼女の無実を証明すべく調査を始め、事件の背後にある悍ましい「呪い」の存在を知ることとなるーー。