ウェインとニニムの関係は1巻から強固に結ばれている感じが出ていて、いかにしてそうなったのか馴れ初めが気になっていた。
そして遂にウェインとニニムの初めましてのエピソードが入ってる!と気持ちが上がりました。挿絵で小さな頃の2人を見るだけで嬉しかったです。2人とも今とは違う考えをしていて、新鮮でした。
ウェインは達観しすぎ、ニニムは意志を持てず、そんな2人が出会って関わりあっていくことで変われたのだなと。
もっと過去エピソードを読みたいなと思いました。
ウェインとニニムの馴れ初めだけでなく、平行して、ウェインとニニムが離れなければならなくなるような裏事情も進行しているの鬼畜過ぎる。そして、訪れた最後の爆弾はニニムならず、読んでるこっちも衝撃でした。真相が早く知りたいので次巻は早めにお願いします…
いったい、ウェインの身に何があったのか。流石にブラフ臭いが、どうなるんだ。
ナトラ王国とフラム一族の関係は複雑なだけにこれ以上拗れないで欲しいが、カルドメリアの悪意が厄介。
ウェインがいつものように切り抜けるのを願わずにはいられない。
そして、前半にフラーニャがウェインに気持ちを打ち明けたのが今後にどう影響するのか。
あと、ロワが帝国の王女になりナトラ王国との同盟を考え直す気配を見せているのが気になるところ。
ウェイン、一体どうなる!?
アースワルド帝国の皇位継承戦も決着し、ようやくナトラ王国にも平穏が訪れたかに見えた。
だが、ナトラ王国と、その王子であるウェインには、さらなる試練が待ち構えていた。
帝国の皇位継承問題をも凌駕する、ナトラを根幹から揺るがす大波乱。
シリーズ第12弾、ここに開幕!
帝国の皇位継承戦が終息し、大陸の情勢は新たな局面を迎えていた。帝国は安定を取り戻しつつあり、
西側からはカルドメリアが来訪するなど、
ウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められていた。そんな折、ナトラ国内に新たな動きが生じる――フラム人による独立国家。
そして本人も望まぬ形で、その渦中へと巻込まれていくニニム。
内憂外患、かつてない試練に直面するウェインにさらなる衝撃が。
「――お兄様、今いいかしら?」
思い詰めたフラーニャから発せられたひと言が、ナトラを揺るがす。
ニニムの苦悩、フラーニャの決意。疾風怒濤の第12弾!