羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

電撃文庫

スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居

買う予定ではなかったんですが、表紙とあらすじに引き寄せられて購入。やはり勘で買うのも読書の醍醐味。それはさておき、内容としては、複雑な家庭環境を持つ、彗花と蓮が同居していくうちに最初は微かだった気持ちがどんどん膨れ上がっていく。百合の良さ…

キノの旅ⅩⅩ the beautiful world

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2016/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る もう20巻ですか、このシリーズはどこまで続くのか。気になりますね。さて。良かった話は…

ブギーポップ・カウントダウンエンブリオの侵略

今回はバトル多くて別作品かと思った。ただ、強さとは何か。その問いは様々な考えがあって、どれも良いと思います。いつも以上にぼんやりとした展開であっさりめだったので物足りないのは否めないんですが、これからのための種まきだと思うと納得です。正樹…

キノの旅ⅩⅨ the beautiful world

キノの旅 (19) the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2015/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 今巻はサラサラ読めるし、良い話(皮肉)ばなりで良かった…

ブギーポップ・ミッシングペパーミントの魔術師

今回はブギーポップや凪はあまり出ず。軌川十水という男に焦点が当てられて、進んでいく。軌川は人の痛みを取り除くことができる。それは一見幸せかもしれない。痛みを経験したいと思う人は少ないと思う。だが、それで良いのか?痛みを感じないということは…

七つの魔剣が支配するⅢ

今、人気が出てるファンタジー。前巻ピートが窮地に陥って、焦るオリバー達。そんな時、不思議な先輩・ ミリガンが声をかけてくる。うーん。オリバー達の苦悩などかよく書かれてるし、ピートがどれだけ危ないところにいるのかを表していて、最後にピートが助…

やがて君になる 佐伯沙弥香について(2)

佐伯沙弥香の良さがこれでもかと詰まっている、ノベライズ第2巻。先に言っておくと、原作コミック7巻を読んでから読むのをお勧めする。そういうネタバレというかもはや読んでる前提で書かれている。高校1.2年と沙弥香は燈子と仲良く過ごし、ゆっくりと関係…

夜明けのブギーポップ

ブギーポップシリーズの前日譚。ブギーポップと炎の魔女が生まれる話に夜明けというタイトルをつけるの最高過ぎでは?物語の前日譚はどんな作品でも心踊るものですが、今作はより一層胸が熱くなりますました。それは、ブギーポップや霧間凪が凄く魅力的に書…

ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王

ブギーポップは笑わないから始まったこの物語。笑わないから登場してるキャラ、新刻や田中や新キャラ達の苦悩が浮かび上がってくる。歪曲王は人の心残りを指差して突きつけて、試練を与えてくる。嫌な出来事は逃げたって良いと思うが、向き合わなければなら…

キノの旅ⅩⅧ the beautiful world

キノの旅 (18) the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2014/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件) を見る 今回、良かった話「スポーツの国」・スポーツって競技…

キノの旅 ⅩⅦ the beautiful world

キノの旅 (17) the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (19件) を見る 分厚い一冊。その中で好きだった話を。「プロローグ・エピローグ…

ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」

今回はブギーポップや凪はメインではなく、6人の小年少女の友情の物語。それぞれが様々な理由で同じ時間を共有することを選んでいて、本当に大切な仲間なんだと思いました。彼ら彼女らは大きな試練を得て、バラバラになっていったが、みんな生き残っているん…

君がいた美しい世界と、君のいない美しい世界のこと

いわゆる、感動するお話。美しい物語を書くには犠牲は付き物。日野夕斗が最愛の人である三日月緋花里を失うことで始まる。緋花里がいたときは何でも美しく思えたが、失ってからは何も美しく感じなくなってしまった日野が運命をリセットすることが出来るとい…

ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?

新八角先生の新作。この作者は作品を出す度に新境地を切り開いていくので素敵な作家です。デビュー作から先生特有の世界観を構築していて、読んでると引き込まれていきます。今作も終末の世界で、少女と少女がそれぞれ役割を果たしながら、楽しく食事をする…

ブギーポップ・リターンズVSイマジネーターPART.2

イマジネーター編下巻。やっぱり最後はブギーポップが締めるおかげで気持ち良く読める。スプーギーEが最後に倒されるかと思いきや、あっさり飛鳥井仁に倒されるのは意外だった。しかし、スプーギーEが飛鳥井に捻られるのは、今まで犠牲になった人を思うとス…

ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター Part1

心の中に足りないもの。欠けているもの。そんな隙間を埋めてくれる存在、イマジネーター編。上巻。上下巻の上巻なので、伏線をいたるところに配置している段階なので、物語的に起伏が足りないです。ただ、下巻でどう回収していくかは楽しみです。安能くんは…

リベリオ・マキナ [ー《白檀式》水無月の再起動ー]

電撃小説大賞銀賞受賞作王道な物語で、多少物足りなさを感じるが、読み終えた後は爽快な気分になる。終わり良ければそれで良しみたいな感じか。主人公の水無月が危険なオートマタということで世間に認知されてるというのに、自分の破壊衝動を優先して、言い…

鏡のむこうの最果て図書館 光の勇者と偽りの魔王

電撃小説大賞銀賞受賞作優しいファンタジー作品でした。主人公のウォレスがリィリ、ルチアと交流を深めていき、自分のあり方、失った記憶を見つけだす流れはありがちかもしれませんが、人と人の繋がりの大切さを感じさせるもので、読み終わったら、胸が暖か…

キノの旅ⅩⅤⅠ the beautiful world

キノの旅 XVI the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/10/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (22件) を見る 今巻は全体的に薄味で、サラーと軽く読…

錆喰いビスコ

以前から面白そうだと思ってたが、絵や物語が自分に合うのか分からず、読めませんでした。ただ、このラノダブル1位、ということで1巻は読んでみようと思いました。読んでみたら、ビスコとミロの熱い旅でした。次々と現れる敵を撃破しながら進むので、もう少…

キノの旅ⅩⅤ the beautiful world

キノの旅〈15〉 (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/10/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 248回この商品を含むブログ (55件) を見る 今巻は今までで1番の面白さだった。読むのがあっという間に…

七つの魔剣が支配するⅡ

魔法と魔剣のバトルファンタジーの第2巻。2巻は1巻に比べて落ち着いた内容でありながらも、読ませる面白さで良かったです。ピートの体質、シェラの過去、カティの決意など、主要キャラの掘り下げを物語の進行に合わせてされていて、巧みな構成でした。しかし…

ブギーポップは笑わない

超有名作。アニメを1〜3話見て、とても面白くて、これは原作を読むしかない!と思い、手を出しました。話としては、高校生男女の群像劇で、時系列をバラバラにして、淡々と進むので、好き嫌いが分かれると思いますが、個人的には大好きです。様々な男女が色…

キノの旅 ⅩⅣ the beautiful world

キノの旅XIV the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発売日: 2014/11/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 情操教育の国、規制の国、結婚の国、差別をする国、が良かった「情操…

ゴスロリ卓球2

ゴスロリ卓球2 (電撃文庫)作者: 蒼山サグ,マナカッコワライ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/12/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見る (内容)斉木羽麗の父を追い、多額の借金を背負って堕とされた強制卓球訓練施設。すでに父はここにはいないこ…

キノの旅ⅩⅢ the beautiful world

キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/10/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 99回この商品を含むブログ (99件) を見る 今巻は凄い国、違法の国、必要な国が好…

僕と死神の七日間

僕と死神の七日間 (電撃文庫)作者: 蘇之一行,和遥キナ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/11/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る (内容)「私は死神。あと七日で死ぬことを君に伝えに来たの―」塾の帰り道の交差点で出会った、僕にしか見えない彼…

やがて君になる 佐伯沙弥香について

やがて君になる 佐伯沙弥香について (電撃文庫)作者: 入間人間,仲谷鳰出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/11/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る (内容)理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。―私は、女の子に恋することし…

こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ

ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電撃文庫)作者: 峰守ひろかず,おかだアンミツ,三上延出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る (内容)鎌倉のとある高…

七つの魔剣が支配する

七つの魔剣が支配する (電撃文庫)作者: 宇野朴人,ミユキルリア出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/09/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る (内容)春―。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に…