- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/06/27
- メディア: 文庫
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(内容)
小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。それは土岐波神社にお願いすると、神様のトキコさまがやり直したい過去に“時渡り”させてくれるというもの。青斗は、夏の終わりに大好きなこの町を離れてしまう鈴のために、最高の夏休みをプレゼントしようとしていた。そんな二人が遊んでいた神社で出会ったのは、何でも見通す不思議な力を持った一花お姉さんで―。みんなで過ごす、最初で最後の夏休みがやってくる。
(感想)
夏が終わったので、読まなければと思い、読みました。
この作者の作品は毎回伝えたいテーマを明確に打ち出して、物語に繋げてくるので読み終わったらスッキリするんですよ。
青春作品を書くのが上手です。
今作は、小学生の主人公が自分に宿題を課して奮闘する、お話です。だから、読んでいて、自分の小学生時代を懐かしみながら没入出来ました。
みなさまは、やり残したことはありませんか?
(内容)
「鋭太。女はね、時には本当に思ってることと逆さまのことをやるんだ」
医学部推薦のため、生徒会長に立候補した鋭太に対し、真涼も立候補する。
しかも掲げた公約は「恋愛禁止」!?
恋愛アンチの本性を剥き出しにした真涼に、ハーレムを目指す鋭太はどう立ち向かうのか?
決着は一対一の公開討論に委ねられ――。
いっぽう、千和の愛読書であるモテカワ雑誌「パチレモン」にも異変が? さらに鋭太の伯母・冴子さんにも、大問題が持ち上がる!! 激動の時を迎える自演乙。かつてない危機を乗り越えるため、銀色の悪魔を屈服させよ!
裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶ×らぶコメディ第10弾!
(感想)
生徒会選挙あっさり決着。
まぁ、重要なところじゃないから良いか。大事なところは過程だよね。
鋭太と真涼が選挙活動を通して、ぶつかり合うことで、自分をさらけ出しあってて、付き合っていた頃よりは分かり合えてきたように思う。腹を割って話すことで、関係も治ることもあるよね。
鋭太の進路の話はラノベっていうか、その他にジャンルでも、主人公の進路をここまで具体的に書くって珍しいと思う。新鮮な感じがする。
次巻のパチレモン復活が楽しみです。
燈子が生徒会長となり、侑も生徒会役員になる。
生徒会室で燈子と侑がキスしてるのを槙くんに見られてしまうのは迂闊だなぁと思うと同時に、青さを感じてしまう。関係が始まりばかりだから仕方ないなぁと笑
燈子がぐいぐいと侑に迫り、困らせといて、好きにならないでと思うのは勝手だ。侑に願望を押し付けてる気もするなー。
侑は侑で無意識のうちに変わりつつあるから、戸惑いを隠せないのは素直な子だと思います。
さて、生徒会の劇はどうなるのやら。
(内容)
文化祭。面倒な仕事をスルーする方法は…呼ばれても返事をしない、面倒くさそうな気持ちを顔に出す!?ぼっちのスキルをフル活用して、文化祭の準備から逃げる気満々の八幡。しかし、HRをサボッている間に、文化祭の実行委員にさせられてしまう。新学期が始まってからの八幡は、どこか調子がおかしい。クラスでも、部活でも…。雪乃への疑問は消えないまま、そしてそれを問わないまま…前に進まず、後戻りも出来ない二人、雪ノ下雪乃と比企谷八幡。決して近づかない不変の距離感に変化は訪れるのか。好評シリーズ第6弾。
(感想)
表紙も内容もこの巻から化けたように思います。
1〜5巻までの軽い悩みや雰囲気が、文化祭の準備から終わりまでの過程でガラリと色を変えたように思います。個人的にはどちらも有り。
雪ノ下が誰もに頼られる強さを持っているがそれは表向き。八幡や結衣はそこを見抜く辺り、付き合いが長くなってきて、関係が深まってきたのが分かる。
雪ノ下に対して、八幡は誰にも頼らない強さを持っている。それは雪ノ下や結衣には良く映らない。難しいよね、考え方や生き方なんて気づいたら形成されてるし。
八幡と雪ノ下は互いに自分が欲しいものを相手が持っていて、羨ましいと思っているように見える。
結衣は最初は軽いやつに見えたけど、違うね。言葉にならない凄さを持っている気がする。
この巻から奉仕部3人組の本質が見えてくるように思いました。
(内容)
思いもよらぬ形で憧れの“王子様”の正体を知ってしまった郁は完全にぎこちない態度。そんな中、ある人気俳優のインタビューが、図書隊そして世間を巻き込む大問題に発展。加えて、地方の美術展で最優秀作品となった“自由”をテーマにした絵画が検閲・没収の危機に。郁の所属する特殊部隊も警護作戦に参加することになったが!?表現の自由をめぐる攻防がますますヒートアップ、ついでも恋も…!?危機また危機のシリーズ第3弾。
(感想)
巻数を重ねるごとに面白くなっていくシリーズですね。物語の展開と共に、キャラクター達の掘り下げもやってるからかなーと。
手塚と柴崎、玄太と折口、小牧と中澤の脇を固める人達の関係性の変化だったりが堪らなくツボなんですよね。郁と堂上だけの物語じゃないんだと思います。
あと、もう一冊で終わりということで、どのような結末を迎えるのか凄く楽しみです。
郁と堂上はどうなるのか?
最終巻凄く期待してます。
(内容)
クラス全員、記憶喪失!? ある高校で、「理想の三組」と呼ばれた一クラス全員が突然記憶喪失となる事態が発生。すべての人間関係についての記憶が失われた状態で生まれてきた謎を、主人公の「僕」は解き明かせるのか。「僕」・九瀬永一とクラスメートの叉桜澄は今は全く性格が合わないが、記憶を失う前は付き合っていたようで……。
(感想)
瀬川コウ先生の新作。
楽しみに待っていました。謎解き乙女シリーズを読んでから、瀬川先生の新作を楽しみにチェックしてました。
今作はクラス全員が記憶喪失という非常に珍しい設定で、どんな展開だろうと思いましたが、割とゆっくり慎重に進んでいき、僕と叉桜が徐々に状況に適応していき、様々な悩みに関わっていくうちに最後に明らかになった、クラスの中の誰が…っていうことが、続きでどう明かされいくか楽しみ。
僕と叉桜が記憶喪失になる前にどうやって付き合い始めたのかも気になる。
楽しみな青春学園ミステリー作品が出てきました。
記憶って、生き方を左右するから大事だよな。