羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

二度読み必須の恋愛 太陽のシズク 〜大好きな君との最低で最高の12ヶ月〜

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三田先生がファミ通文庫ではなく、別のレーベルから出すと知り楽しみにしていました。

余命短し理奈と恋人となったもののラブストーリー。

見事に作者の手のひらの上で転がされて、読み終わった後は驚いて、また一から読み返したくなる恋愛物語でした。

主人公・理奈が恋人であるシュウとのシーンが少ないなとは思っていたが、そんな仕掛けを組み込んでいたとは、見事です。

一度だけでなく、二度読めば、違う感想が出てくるの間違いないです。

 

プロローグでも述べられているが、ハッピーエンドなのか、バットエンドなのか、読み手によって分かれると思う

是非、読んで確かめてほしいです!

 

人生が幸せかは不幸な目に遭わないと気づけないですよね。

 

この作品は恋愛小説だが、それと同じく、人生を生き抜く大切さが伝わってきました。

 

自分の人生を生きていきたいと思います。

アニメ化決定! 弱キャラが人生というゲームに挑む青春作品 弱キャラ友崎くん LV.1

弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)


アニメ化が決定し、原作も第二部に入るということでまた1巻から読み返していこうと思いました。


3年ぶりくらいに再び読みましたが、面白さは色あせないですね。


友崎は改めて読んでも弱キャラというより、真面目に自分を変えようという機会がなかっただけだよな。

日南と出会い、真面目に人生と向き合う友崎が不器用だけど諦めずに突き進む姿に惹かれます。

友崎はやると決めたら意地でもやり切るところがあるから良いですね。

七海、花火、泉、菊池さんと徐々に仲良くなっていくのが楽しいです。


今回は表情、声、姿勢、髪型、服装についてレクチャーを受けていたが、試したくなる内容でした。

友崎と日南のファーストコンタクトでの服装チェックは腹に刺さります笑


最後の中村が馬鹿にされてるところで、クラスの女王の1人紺野に見せた友崎が魂からの叫びはカッコよかった。成長の跡がはっきり見えるのがこの作品の良さですかね。


最後の友崎の日南への皮肉がツボです笑

病弱探偵 謎は彼女の特効薬 文庫版

病弱探偵 謎は彼女の特効薬 (講談社文庫)


病弱少女・マイの唯一の楽しみは幼馴染・ゲンキが持ってくる謎を解く事。

探偵とワトソンのような2人だが、思春期の男女ということで、ミステリーだけでなく、ラブコメとしても見れて楽しい。

基本はゲンキの報告でマイは謎を解くから、ちょくちょく外すのはミステリー作品としては珍しく感じます。ただ、その裏に隠れているものを当てるので、上手く軌道修正してます。


様々な謎な解決に病気の症状が重なっていて、めんどくさそうな設定だと思うが、読み進めていけば気にならなくなります。



軽く読めて、謎やラブコメも味わえる良い作品だと思いました。出来るならば続きが読みたいです。


雑記 映画 冴えない彼女の育てかたFine

今日、遂に公開された冴えカノワールドの最終章。たまたま休みの日に公開初日で良かったです。

原作を知ってるだけに(しかし読んでから時間が経ってるため、曖昧になってるところがある)まとめられるか少し心配でしたが、杞憂でした。恵がヒロインということで、そこに絞って構成されていたので、大きな違和感はありませんでした。

そして映像で見る、恵のめんどくさいところや悶える可愛さは素晴らしかったです!もうそれだけでも満足。

倫也、詩羽、英梨々、も前に進み、大人に成長したサービスパートもあり、これほど大円団を迎えるとは。


この映画を観たら、原作を読み返したくなったし、アニメのBOXも欲しくなりました!


良い、非常に悶絶必至の萌えを追求した素晴らしい映画になっていました。

映画観で1度は見てほしいですね!


グッズ等勢いで買いました。

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誰かの背中を 君死にたもう流星群2

君死にたもう流星群2 (MF文庫J)


読んだら背中を押される2巻。


1巻で運命を変えた大地はその結果により、知らない方向に進んでいく。

涼介が伊万里と付き合わず、医者も目指せない。伊万里は海外に留学。

そして、星乃を狙うエウロパの支援者も見え始めていて。。


今回は問題が盛り沢山で、どう乗り越えるのか楽しみにしてましたが、無事に乗り越えられたと言っていいのかな。面白かったです。

知識にない状況に振り回される大地は、今まで通りの優等生面ではいられなくなり、涼介の背中を押すところは熱かった!男と男の友情は良いね。涼介は大地に惚れてるのでは笑



新キャラや謎が増えたので、より物語の続きが楽しみになりました。

夢、友情、復讐、様々な要素が盛り沢山で、読み応えがありますね。


敵は大人なので、大地や星乃はどう立ち向かうのか注目ですね。


珈琲店タレーランの事件簿5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)


連作短編仕掛けで、人間関係のドロドロした部分を垣間見える話でした。

重たいところがありますが、時折見せる美星さんの可愛い嫉妬に癒されつつ、まだアオヤマと付き合ってないのか…と思う。


源氏物語を深く知っていたらもっと楽しめたかもしれません。

そして、巻数ごとに作風が変わるのは驚くが、それでも読みたいと思うシリーズですね。


刊行ペースは遅いかもしれないが、完結まで読みたいです。


複雑な模様 三角の距離は限りないゼロ

三角の距離は限りないゼロ (電撃文庫)


二重人格の少女・秋玻と春珂が学校生活をなんとか送れるように、ある日彼女らの秘密を知った少年・矢野が協力する。そんな日々が続いていくうちに隠しきれなくなる想い。


1巻はまさに恋の始まりを描いていて、困難な問題が待ち受けてられるだろうが続きが楽しみな作品ですね。


二重人格はいつか治るかもしれない、どちらが主人格になるのか、矢野はどう受け止めていくのか、気になりますね。

ただ、安易な形では終わらないで欲しいです。


思春期の葛藤を二重人格という切り口で描いています。