羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

光のとこにいてね

ずっしりと心に響く物語でした。 少女と少女、家庭に振り回される少女2人が心を寄せ合い、離れて、また出会い、離れる。ままならない人生を描いていて、最後に掴んだ光には切なさと暖かさがありました。 恵まれない境遇のなか、巡り会えた奇跡。 互いに互い…

ひぐらしのなく頃に 巡 (2)

沙都子がエウアとルールの確認をしていくあたりはアニメで見られなかったので、順序立てて進行しているのが非常に分かりやすい。 沙都子と梨花、互いの考えを吹き出しで明かしていくことで、沙都子がこうやって出し抜いていたのかと知ることが出来て良かった…

アオのハコ 7

雛の猛アタックが止まらん! 大喜が徐々に意識しているのを見ると、効いてるな〜と思いつつも、いつまで大喜は受け身でいるのか気になるところ。 本命の千夏は揺るがないだけに、雛をどう動かすかというところだが、ここ数巻パターン化してきてしまったのが…

2022年15本目映画窓辺にて

今泉監督ということで観に行きましたが、素晴らしい映画でした。 妻に浮気されたがショックを受けないことにショックを受けた夫が様々な人に好きとは何か、自分の気持ちがどうなっているのか探しに行く。まるで旅のようでした。 様々な浮気の形を見せられま…

タスキメシ 箱根

胸を熱くさせる駅伝小説でした。 選手を支える栄養士と現役の部員の視点を交互に織り交ぜて、箱根駅伝に出場して、目標を目指すのかを描いていて、どちらの立場を知っているからこそ、故障や襷などの事態には胸が苦しくなりました。 駅伝に出たことがない、…

栞と嘘の季節

待ってました!続編が出てくれて嬉しいです。 また、堀川と松倉に出会えて嬉しい限りです。前作の本と鍵の季節が絶妙にまとまっていたし、2人の関係もひと段落していたので、シリーズ化は難しいのかなと思っていたので、シリーズ化していきそうで良かった 前…

雑記 3年振りの東山奈央さんのライブ

久しぶりに東山奈央さんのツアーライブが開催されて、パシフィコ横浜で行われるということで参加してきました。 東山さんの持ち曲が増えて、レパートリーが増えたなと感じました。 可愛いらしい曲から、暗い雰囲気、そしてかっこいい曲と、曲が切り替わるた…

定価のない本

タイトルから気になって読みましたが、ミステリとしても、戦後の日本が見えたり、本に関わる人達の苦境があったりと様々な要素が詰まっているので、最初から最後まで気が抜けない。しかし、読み終わった後は非常に胸が熱くなりました。 タイトルの定価がない…

2022年10月読んだ本とおすすめ作品 

新作、新刊共に豊作でした。 新作で特におすすめ作品は あなたへの挑戦状 君といた日の続き 六畳間ミステリーアパート 金環日蝕 です。 新刊では 凜として弓を引く 青雲篇 死にがいを求めて生きているの ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8 さよならの言…

ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶- (3)

今回はしんみりする話、ほっこりする話、登場人物の掘り下げ、獣医師の信念。 各エピソードがそれぞれ雰囲気が違うから、読んでいて、作品の幅が広がっているようで良かったです。 最初のエピソードの、シカの死体から浮かび上がってくる人間の業には胸が痛…

2022年11月23日〜11月31日に読んだ作品とおすすめ作品

結構冊数読めた上に、面白い作品が多くて満腹です。 朝井リョウ先生の死にがいを求めて生きているの、東京創元社から出た金環日蝕は心削られながらも、読み応えがありました。 よう実、ワンダンス、ラストカルテ、さよならの言い方なんて知らない。のシリー…