2019-01-01から1年間の記事一覧
二重人格の少女・秋玻と春珂が学校生活をなんとか送れるように、ある日彼女らの秘密を知った少年・矢野が協力する。そんな日々が続いていくうちに隠しきれなくなる想い。1巻はまさに恋の始まりを描いていて、困難な問題が待ち受けてられるだろうが続きが楽し…
2巻は表紙の通り、悠月が恋に目覚める。悠月がストーカー対策に千歳と偽の恋人関係を結ぶ。ミステリアスな悠月を掘り下げるのが早いのは挑戦的だと思います。後回しよりは早いおちにやっといて、千歳メンバーの女性面々に刺激を与えるんですかね。クールで冷…
映画を観たら読みたくて仕方がなかったです。ただ、映画の内容は前半のみ収録で、後半の話が読みたい!続巻で収録されるのを期待します。外伝ということで、ベネディクトやカトレアの掘り下げが入ってて、2人へ抱いていた印象がまるっきり違ったように思う。…
二年生編に入り、1年経ったことにより成長した姿を見せるオリバー達面々。小休止のような日常やこの世界の性について、これからハードルが上がっていく授業。シェラの例のシーンはビックリ。笑次からの嵐の前の静けさみたいな一冊だった。そして、オリバーが…
すっかり軌道に乗ってくれて嬉しいです。今回もウェインの思惑通りにいかないことがあり、笑える。天丼ですけど、何度やっても笑えるのは作者の手腕が優れている証だと思う。もっともっと読みたくなる国家運営譚です!そして、格上の相手に対しても今までと…
空の青さを知る人よ、しんのと慎之介視点から描いたスピンオフ作品。個人的に映画で感情移入した2人を文章で心情を分かるのは助かります。18歳のしんのが1人になって、考えてたことや、あかねへの想いが切ない。しんのが物語を動かすきっかけになっていただ…
映画原作小説。あおい目線の物語。映画観ていて、あおいが悩んで、迷ってた描写を文章で読みたいと思ったので、読めて良かった。基本的に映画からは外れないので、さらさら読めます。あおい目線が大半で、慎之介視点も少しあったので、補足できました。映画…
最近、館のミステリーにハマりそうだったので、発売されたタイミングが良かったです。山中の館が舞台となっていて、外からは山火事、館の中には連続殺人鬼が潜んでいる。二つの脅威が迫ってくる中、主人公であるワトソン役・田所と友人でホームズの葛城が事…
先日公開された、映画「空の青さを知る人よ」を観てきました。単刀直入に言うと、端々に投げかけられる台詞が胸にブッ刺さりました。そして、各登場人物の気持ちが入り乱れて、あおい、あかね、しんの、しんのすけの4人が自分がどこに立っていて、どう歩き出…
マトバとティラナ。地球人とセマーニ人。自らが掲げる正義が違う2人がここまで、信頼を重ねるとは思ってもいなかった。1巻からあった作品のテーマの答えに大きく近づいた。物語の始めからの敵・ゼラーダと対決したマトバとティラナ。2人のコンビプレイには胸…
1巻と比べて、手紙の話が少なかったからちょっと物足りなかったかな。2巻はヴァイオレットとギルベルトの再会に行き着くまでの描写が優れていました。読んでて、最後の2人の密度の濃い空間は尊かったです。離れていた間も互いが互いを想っていて、無事に幸せ…
遂に、龍園との決着の時。Dクラスの影で暗躍する清隆をおびき寄せるために、軽井沢を脅す。しかし、軽井沢が強い心で屈せずに清隆のことをバラさずに耐えたのは心を打たれました。そして、清隆が正体を見せる。清隆の圧倒的な強者感が堪らなく、頼もしい。清…
先輩と私が送るとちょっと不謹慎で、不思議な話を1ページずつ描かれている。左ページに題名、右ページに話ぽんぽん進んでいくようですけど、後に繋がるところがあり、先輩と私の間にある距離感が徐々に見えて来るのが良いですね。斜線堂先生の会話のセンスや…
木緒先生と三嶋くろねさんがタッグを組んで、装丁のお仕事モノとか面白くないわけがない。主人公・甲府が何度も壁にぶつかったりしながらも周りに助けられ、良い装丁作りに励むという熱い展開。めげずに投げやりならず仕事に取り組もうとする甲府を応援した…
2学期も中間テストを乗り越え、あとは期末テストや特別試験くらいになっている状況。Dクラスの面々も学園に慣れてきたところ。今回課される期末テストでは点数良い人と悪い人がペアを組むということに挑む。だか、堀北、平田などのおかげで試験自体は乗り越…
本格的に香屋、秋穂が架見崎の戦争に挑む第2巻。とても厚く、ボリュームのある一冊になっているが、内容が読ませるものになっていて端から端まで、食いつくように読みました。香屋の臆病で用意周到なところに孕んでる危険性は確かに、怖いなと思いました。全…
9月は面白い新刊、新作が多かったので、楽しかったです。・新作で特に面白かった作品ぼくたちのリメイクver.βhttp://wing31.hatenadiary.jp/entry/2019/09/05/210000medium 霊媒探偵城塚翡翠http://wing31.hatenadiary.jp/entry/2019/09/12/221500コールミー…
R15ということで、グロかった。ただ、それが主軸というわけでなく、目が見えない主人公の元警官・なつめさんが数少ない手がかりから、諦めることなく正義を貫くというところに惹かれました。相棒・春馬は現代っ子にふさわしい、他人に無関心で、諦めグセがつ…
アニメ観て、満足しきっていて、手を出してなかったが、外伝の映画を観たらもう我慢ができなくて、読みました。アニメとは違い、最初から仕事が出来るヴァイオレットに違和感。物語は短編でサクサク次へ次へとなるが、一つ一つの話に重みがあり、感情が揺さ…
マトバが昔関わりを持ったやつが、変な死に方をした。そこから、徐々にマトバに過去のしがらみが追ってくるという。相変わらずドタバタ感があって、シリアスも混ぜられて、面白い。マトバの過去が鍵なんだが、完全にとばっちりくらってて、ご愁傷様。久しぶ…
短編集。いつもの黒い話は控え目で、どれも前に進める明るい話ばかりでした。読みやすくて、気楽に読めました。お得意の叙述も挟んであったり、美星さんの過去、シャルルについて、色々ありましたが、特に印象に残ってるのは、アオヤマが美星さんからもらっ…
暑さから寒さに変わり始めていて、体調崩しそうです。気をつけなければ。 10月の新刊はあんまり欲しいと思う冊数がなくて、穏やかに過ごせそうです。 ・期待してる新作 不純文学 藤倉君のニセ彼女 綾瀬さんは貢ぎたい 太陽のシズク 綾瀬さんは貢ぎたい! (GA…
米澤穂信先生の新作は寂れた村の復興Iターンプロジェクト。死んだ村を復興させるために、移住民を集めるが、様々な問題が浮かびあがる。何から何までも甦り課に苦情がきて、対応していく。一章 近所付き合いの裏側二章 あっけない事実三章 善意が全て正しい…
表紙の一ノ瀬が堪らん!ただ、本編ではしょげてて、清隆に懐柔されてしまってるが…一年生編の締めくくりとなっている春休みの日常が描かれている、短編。いつも通り短編というか本編みたいな内容でした。わりと重い内容が挟まってて、これ読まないと駄目でし…
遂に最終楽章後編。前編で漂っていた悪い予感が全て的中してしまい、中盤まで、苦しい展開に。久美子は部長になり、降りかかる困難に対処するのに精一杯で、同情してしまう。だが、久美子が北宇治での原点となる。あすか先輩と話したり、友人、後輩と接して…
1巻から強さが飛び抜けていた、小さい子大好きのコルネリウスにスポットが当たる。政略的な婚姻相手にあたる、新キャラ・ヘンリエッテとコルネリウスの逃亡劇では、コルネリウスの内側に迫るもので、多少だが彼を理解出来たかも。異常なほどの戦意のわけや子…
IFストーリー。主人公は映画や原作で中盤から出番がなかった勘解由小路三鈴が主役。ただのスピンオフと思うなかれ、映画や原作で疑問に思っていたことの補完がなされていて、わりと本当に大事な内容もあって見逃したら勿体ないです。三鈴目線から見た、直実…
ずっと前から楽しみにしていて、ワクワクしながら観に行きました。・綺麗な絵パンフレット見て分かったんですが、たまこマーケットなどを担当していた人でどのキャラも可愛いです。瑠璃、三鈴はもちろんなんですが、直実も未熟な少年みたいな雰囲気があって…
映画を観てから読むと決めていて、長らく積んでいましたが、映画を観たので読みました。 読んでみたところ、エンタメ作品として、多くの人に読んでもらえるように万人に受けるように感じてしまいました。設定は多少凝ってるのですが、ところどころで描写があ…
20日から公開された、伊坂幸太郎先生原作「アイネクライネナハトムジーク」を観ました。先日、伊坂幸太郎先生の作品を読んでいて、他の作品を読みたいなと思ってたときに映画を知って、観たいと思いました。この作品は群像劇になっていて、様々な人がふとし…