羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ジェリーフィッシュは凍らない

ジェリーフィッシュは凍らない


以前文庫で読みましたが、この作品は単行本で集めたいと思い、買いました。

何度読んでも最後の犯人が明かされた時には衝撃を受けます。

(あらすじ)

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー六人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が…。二十一世紀の『そして誰もいなくなった』登場!選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ


ミステリー作品でかの有名な作品をモチーフにしていますが、初めからから終わりまでに作品から感じる熱量に引き寄せられて、最後まで楽しく読むことが出来ました。

科学的な要素があるが、分かるに越したことはないが、全貌を知れなくても、事件の異常性を感じるので問題無いです!


タイトルのジェリーフィッシュの意味を知り、作品を読み終えて、改めて表紙を見ると読む前より感じるものがありました。込められてる重みがありました。


人はどんどん死んでいきますが、被害者達の多くには同情の余地がないので心はあまり痛まないかと。


犯人のトリックは見事過ぎて、ただただ驚きました。そして、犯人の行動原理もそういう考えも生まれるのか、とハッとさせられました。人の心を型に嵌めるのはナンセンスですね。


犯人を追う、マリアと漣のコンビが喧嘩しながらも仲が良く感じられて良かったです。2人に魅力があるから、捜査のところも楽しめました。



とても読みごたえのある、ミステリーです。

続きをワクワクしながら読んでいきます。

2020年 2月 読んだ本とオススメ作品 読書メーターから

2月もたくさんの良い作品を読めました。


新作ではラブコメ作品が多いですね。中でも「俺の女友達が最高に可愛い。」が飛び抜けてましたね。また、メディアワークスの「今夜、この世界からこの恋が消えても」は構成と細部に至るまで完成されていて、良かったです!


新刊では「青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない」で大学生編が始まり、楽しみ過ぎます。「七つの魔剣が支配するⅤ」は復讐巻で、ズッシリとした重みがありました。


既刊では「虚構推理シリーズ」が中々、癖になりそうな面白さでした。そして、以前から気になっていた「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」を読みましたが、結構ハマりそうな気がしました。


・新作で面白かった作品

クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/01/210000

声優ラジオのウラオモテ

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/08/213000

痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/17/210000

俺の女友達が最高に可愛い。

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/16/210000

俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/22/210000

さよなら異世界、またきて明日

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/21/210000

錬金術師の密室

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/24/130000

今夜、この世界からこの恋が消えても

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/23/210000

コープス・ハント

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/03/01/130000


・新刊で面白かった作品

隣の席の佐藤さん2

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/06/220000

青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/07/210000

七つの魔剣が支配するⅤ

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/09/211500

天才王子と赤字国家再生術6

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/14/210000

ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?5

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/15/120000

妹さえいればいい14

彼女の色に届くまで

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/25/210000


・既刊で面白かった作品

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/06/201500

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/07/194500

虚構推理短編集 岩永琴子の出現

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/10/140000

虚構推理 スリーピングマーダー

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/18/210000

29とJK2

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/13/220000

29とJK3

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/28/210000

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/12/213000

午後からはワニ日和

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2020/02/20/220000



2月の読書メーター
読んだ本の数:41
読んだページ数:13196
ナイス数:1210

時計館の殺人<新装改訂版>(下) (講談社文庫)時計館の殺人<新装改訂版>(下) (講談社文庫)感想
犯人は当てられたが、やり方は当てられなかった。動機や事件の裏側があまりにおぞましかった、恐ろしい事件だったので、島田さんの頼もしさに落ち着きました。
読了日:02月29日 著者:綾辻 行人
塩の街 (角川文庫)塩の街 (角川文庫)感想
デビュー作で荒削りなところがあるかもしれないが、確かな熱があった。絶望的な世界で生き抜く人達の恋は良かった。
読了日:02月28日 著者:有川 浩
時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)感想
なんとなく犯人の目星が立ってはいるんだけど、どうかな。久しぶりに島田さんと中村青司色が強くて楽しかった。解決編の下巻が楽しみです。
読了日:02月28日 著者:綾辻 行人
コープス・ハント (角川書店単行本)コープス・ハント (角川書店単行本)感想
連続殺人犯が唯一自分はやってないと言った事件について、 YouTubeberや警察が追って行き、見つけた真実には驚きました。練られた展開に惹きつけられて、ぐいぐい読めました。
読了日:02月27日 著者:下村 敦史
29とJK3 ~社畜のいやしはJK~ (GA文庫)29とJK3 ~社畜のいやしはJK~ (GA文庫)感想
一休みする巻かと思ったら、それだけではない。これからの展開に必要な人物、剣野という鋭二の昔の友人の掘り下げや、沙樹の感情が溢れたりと、重要なところを描いていた。草野球はハム太郎が目立ったな笑
読了日:02月26日 著者:裕時 悠示
そうだな、確かに可愛いな (MF文庫J)そうだな、確かに可愛いな (MF文庫J)感想
異世界帰りの主人公と帰りを待っていたヒロインがイチャイチャする日常。両思いで、波乱も起こらないので、ただ流れるように2人を見ていられる。ただ、異世界に残ってる女性達が今後物語に出てくるなら、楽しくなりそうです。
読了日:02月26日 著者:刈野ミカタ
そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙― (メディアワークス文庫)そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙― (メディアワークス文庫)感想
良いところは良いが、読み辛かったので作品の中身にいまいち入りきれなかった。
読了日:02月25日 著者:酒場 御行
彼女の色に届くまで (角川文庫)彼女の色に届くまで (角川文庫)感想
芸術の話と憧れの女性との距離に悩むところがありつつ、ミステリーも伏線を回収していて、読み応えがありました。友人キャラの風戸が良いキャラしてました。
読了日:02月24日 著者:似鳥 鶏
GOSICKs IV ゴシックエス・冬のサクリファイス (角川文庫)GOSICKs IV ゴシックエス・冬のサクリファイス (角川文庫)感想
ブロワさんの若い頃はカッコよかったんだろうなぁ。今は残念だが。
読了日:02月23日 著者:桜庭 一樹
今夜、世界からこの恋が消えても (メディアワークス文庫)今夜、世界からこの恋が消えても (メディアワークス文庫)感想
記憶が残せない少女と心優しい少年が見せる、美しくて儚い生き方に胸が苦しくなりました。忘れたくない、大切なものほど去っていく寂しさを描いていて、心に訴えかけられる作品でした。
読了日:02月23日 著者:一条 岬
錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)感想
相性が悪くチグハグな2人がタッグを組み、事件に挑んでいくうちに仲が深まっていくのが絶妙です。そして、真相は当たっていた部分はあったが、全ては分からなかった。気持ちいいくらい作者に振り回されて、気持ち良かったです。続きが読みたいです。
読了日:02月22日 著者:紺野 天龍
さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30 (ファンタジア文庫)さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30 (ファンタジア文庫)感想
滅びかけている世界で出会った、ケースケとニトが旅をしていくうちに関係を深めていき、互いに想い合うようになるのが素敵だった。道中の出来事も印象に残る事ばかりで、出会いは財産だとしみじみ思いました。また2人の旅が見たいと思えて、浸れる良い作品です。
読了日:02月21日 著者:風見鶏
俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。 (ファンタジア文庫)俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。 (ファンタジア文庫)感想
無自覚鈍感系主人公体質のモブを"慕っているように"見えるヒロイン達を振り向かせるために、主人公があらゆる手を尽くすという物語。勘違いを勘違いで上塗りしていく展開だが、読む手が止まらなかった。主人公もヒロインも気持ちが前に出て行くので、気持ち良く読めました。
読了日:02月21日 著者:戸塚 陸
午後からはワニ日和 (文春文庫)午後からはワニ日和 (文春文庫)感想
動物園とミステリーが重なりあっていて、変則的な作品かな?と思っていたが、思いの外本格でビックリ。最後に全てが解けた時はストンと胸に落ちました。
読了日:02月20日 著者:似鳥 鶏
ノワール・レヴナント (講談社BOX)ノワール・レヴナント (講談社BOX)感想
群像劇のお手本のような作品ですね。主役達だけでなく、関係者の背景がよく書かれているし、構成も素晴らしかった。ただ、600P越えは長かった… もう少し短くまとまっていたら更に良かったと思います。
読了日:02月19日 著者:浅倉 秋成
妹さえいればいい。 (14) (ガガガ文庫 ひ 4-14)妹さえいればいい。 (14) (ガガガ文庫 ひ 4-14)感想
良い終わりだった。何度でも読み返したいと思う名作ですね。みんな、1人1人が主人公。伊月の台詞には痺れました。幸せな作品だったな。
読了日:02月19日 著者:平坂 読
石黒くんに春は来ない (幻冬舎文庫)石黒くんに春は来ない (幻冬舎文庫)感想
タイトルと最後の描写に胸が苦しくなるような、希望のような、不思議とバットエンドには思えなかったです。
読了日:02月18日 著者:武田 綾乃
モボモガモボモガ感想
タイムリープ、青春、人情、様々な要素が詰め込んでいて、ちょっと読みにくいところもありますが、色々な感情が混ざり合っているようになっていました。読み応えがある、良い作品でした。
読了日:02月16日 著者:結城 弘
俺の女友達が最高に可愛い。 (GA文庫)俺の女友達が最高に可愛い。 (GA文庫)感想
趣味や気が異常に合う友人が異性だったら、こんなにも羨ましくなるなんて思いもしなかった。着眼点が優れていて、友人関係をこれでもかと満喫しているのは新しい好きの形だと思う。また、ベタベタな主役だけでなく、周りのヒロインも味を見せていて、非常に濃い作品でした。是非続きを読みたいなと。
読了日:02月15日 著者:あわむら赤光
痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった (GA文庫)痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった (GA文庫)感想
鈍感という言葉では足りないくらい鈍い主人公と疎遠になっていた幼馴染がちょっとしたきっかけを掴み、また距離を縮めようとするラブコメ。幼馴染だけでなく、クラスメイトのヒロインも可愛いので、応援したい。このまま、幼馴染ルートかと思いきや、元カノが襲来しそうで混沌としてきますね。
読了日:02月15日 著者:ケンノジ
ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?5 ~いくつになってもお姫様~ (GA文庫)ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?5 ~いくつになってもお姫様~ (GA文庫)感想
織原さんの姉、妃さんが薫の父と…という衝撃的な展開を上手くいかして、薫と織原さんが進展させていくのは凄い。一歩間違ってたら破局しそうだけど、それでも相手を信じ抜く薫と織原さんの意思は美しかった。周りの人達も優しくて、良い世界だ。
読了日:02月15日 著者:望公太
天才王子の赤字国家再生術6~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術6~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)感想
ウェインが当たり前のようにニニムを助けるの良いし、ホッとして気が緩んでるニニムの姿も暖かくて良いですね。というか、ウェインのニニムと出会う前の話が読みたいです。ウェインが主役ではなかったが、カップル成分が摂取出来たので良し。
読了日:02月14日 著者:鳥羽 徹
虚構推理 スリーピング・マーダー (講談社タイガ)虚構推理 スリーピング・マーダー (講談社タイガ)感想
岩永琴子という存在が虚構推理をしていることに深い意味があるのではないかと思いました。九郎はなんだかんだ琴子を大切にしているし、想いを汲んでいるのが分かる。この2人が組めば大丈夫という安心感が生まれてますね。
読了日:02月13日 著者:城平 京
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (角川スニーカー文庫)真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (角川スニーカー文庫)感想
これは良いスローライフだ。能力に底が見えるようになり、勇者パーティーから追い出されたレッドが、辺境の地で伸び伸びと過ごす。完全にまったり過ごせるわけではないけど、多少は波がある方が良い。ヒロインのリットも可愛いくて、素晴らしい。
読了日:02月12日 著者:ざっぽん
静かな雨 (文春文庫)静かな雨 (文春文庫)感想
映画観てから読んでも浸れました。静かな雨はこよみさんの考えが刺さるし、行助の寄り添う態度も素敵でした。日をつなぐも中々惹きつけられました。
読了日:02月11日 著者:宮下 奈都
ようこそ実力至上主義の教室へ 1年生編 Short Storiesようこそ実力至上主義の教室へ 1年生編 Short Stories感想
特典小説を集めていなかったので、まとめて出してくれて助かりました。場面場面の女性キャラの裏の顔を見れて良かったです。龍園目線の話は興味深かったです。
読了日:02月11日 著者:衣笠 彰梧
29とJK2 ~大人はモテてもヒマがない~ (GA文庫)29とJK2 ~大人はモテてもヒマがない~ (GA文庫)感想
再読。鋭二は濡れ衣、渡良瀬はセクハラ、花恋は小説を書くこと、みんなピンチ。かなり追い詰められて、どうするのかハラハラしましたが、どんでん返しでひっくり返した時は爽快でした。
読了日:02月10日 著者:裕時悠示
デッドヒート(中) マラソンランナー・走水剛 (ハルキ文庫 す 4-10)デッドヒート(中) マラソンランナー・走水剛 (ハルキ文庫 す 4-10)感想
箱根駅伝でデットヒートが見たいと思いました。箱根駅伝の難しさの次に嬉しさを見せて、有終の美を飾る。そして、次は実業団のマラソンへ。地力のある作品で、好きです。
読了日:02月10日 著者:須藤靖貴
七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)感想
復讐する巻。前巻まで憎たらしい存在だったエンリコの原動力や過去が明らかにさせることで親しみを感じちゃうのが嫌だな。オリバーの母を思うと復讐の成就を願うが、2人目にしてこの状態だと最後までいけるのか、心配だが、どうなるか。
読了日:02月09日 著者:宇野 朴人
青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない (電撃文庫)感想
大学生編開始ということで、咲太や周りの人物の現状や関係を描いているため、ゆったりめに始まった。ただ、中盤から卯月の悩みが浮き彫りになり、そこから最後まで圧巻の青春の辛さが押し寄せていて、流石でした。大学生編でも大丈夫だと確信出来る内容でした。
読了日:02月07日 著者:鴨志田 一
声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫)声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫)感想
百合ではなく、女性同士の友情とライバル関係が強く強調されているのが良かった。剃りが合わない2人がぶつかり合いながらも切磋琢磨しあっていて、彼女達のこれからの活躍が期待したくなりました。
読了日:02月07日 著者:二月 公
アリバイ崩し承ります (実業之日本社文庫)アリバイ崩し承ります (実業之日本社文庫)感想
ドラマから入ったため、アリバイ崩しを行う美谷さんが店から出ずに謎をあっさり解決していくのに驚きました。謎はどれも難解で、美谷さんが解いた時はスッキリしました。ただ、アリバイ崩しに絞り過ぎていて、事件に制限がかかっているようにも思いました。
読了日:02月06日 著者:大山誠一郎
虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)感想
短編集。どの話も解決する時の無理矢理感が癖になるほど面白いです。真実よりも納得のいく虚構の方がうまく回るのも複雑だが、心理かもしれない。
読了日:02月06日 著者:城平 京
隣の席の佐藤さん2 (一二三文庫)隣の席の佐藤さん2 (一二三文庫)感想
久しぶりの続巻で忘れてる部分が多かったが、結構楽しめました。あれ?こんな甘々な関係だったけ?と思ったが、すんなりと受け入れられました。山口と佐藤さんの関係だけに絞っているため、深い部分まで進んでいくのは良いですね。青春が詰まってるし、続きも読みたいです。
読了日:02月05日 著者:森崎緩
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない (電撃文庫)感想
再読。花楓が母と再会し家族をやり直せるということは、上手くはいかなかった。花楓だけでなく、咲太自身にも問題があったから。自身が見て見ぬ振りをしていたものを再確認し、麻衣さんに支えられて、咲太が大人になったのは素敵でした。
読了日:02月05日 著者:鴨志田 一
ななつのこ (創元推理文庫)ななつのこ (創元推理文庫)感想
日常の謎の短編集で、非常にほっこりしました。白いタンポポの話など、胸に突き刺さる場面が時折見られて、満足です。
読了日:02月04日 著者:加納 朋子
時は止まったふりをして (新潮文庫nex)時は止まったふりをして (新潮文庫nex)感想
様々な人の後悔が描かれていたが、誰に感情移入すれば良いのか分からなかった。雰囲気は良い。
読了日:02月03日 著者:藤石 波矢
君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君 (電撃文庫)君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君 (電撃文庫)感想
主人公と幼馴染関係性や信頼関係が眩しかった。だからこそ苦境を跳ね返して幸せを掴んだ時は、読んでるこっちも嬉しかったです。良い青春でした。
読了日:02月02日 著者:神田 夏生
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない (電撃文庫)感想
再読。新章突入。翔子さんの問題を乗り越えて、久しぶりの日常を咲太達が送っていて、落ち着きました。ただ、花楓はかえでのことを忘れられない。痛みを抱えながら、前に進む花楓にエールを。
読了日:02月01日 著者:鴨志田 一
クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です (角川スニーカー文庫)クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です (角川スニーカー文庫)感想
自らボッチであろうとしている篠宮と周りが求めている姿を見せる神崎のお忍びラブコメ。最初から恋人関係でいて珍しい。互いに好きでいるからこそ、出せる距離感が尊いです。もう争いようがないと思いますが、どう展開していくのか楽しみです。
読了日:02月01日 著者:七星 蛍
ヲタクに恋は難しい 小説版ヲタクに恋は難しい 小説版感想
恋がうまくいかないとヲタク達の心情がよく描かれていて、良いノベライズ。やはり宏嵩と成海の心情が上手い具合にズレていて良い。続いてほしいと思うノベライズです。
読了日:02月01日 著者:華路 いづる:作,ふじた:原作・イラスト・監修




気付いたら近づき合って 隣の女のおかげでいつの間にか大学生活が楽しくなっていた

隣の女のおかげでいつの間にか大学生活が楽しくなっていた (角川スニーカー文庫)


大学生のラブコメってことでまぁ、まとまってるだろとたかを括ってましたが、見事な出だしでした!

(あらすじ)

「ここ、空いてますよね。よかったら座らせてくれませんか?」常に独りで勉学に励む大学3年生・佐々木健斗。そんな彼の隣の席に、突然1人の美女・伊藤奈月が現れた。―そして、奈月の存在により健斗の人生は少しずつ色づき始める。『間接キスとか意識した?』『君の連絡先教えてよ』『今度はお泊まりしたいなぁ』『健斗とは…ちゃんと仲良くなりたい』女性に不慣れな健斗に対し、何故か積極的にアプローチする奈月。ゆっくりと、でも確実に2人の距離は縮まっていき―これは、不器用で優しさを見せようとしない青年と、その隠れた優しさを見つけた美女との、歩み寄りの物語。第4回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞ラブコメ部門受賞。


主人公の健斗の隣に奈月が座るところから始まり、些細なやりとりから始まった交流だが、進むにつれて2人の距離が側から見てたら恋人に見えてもおかしくないくらいになっていて、健斗と奈月がじゃれ合ってる時の空気が心許し合ってる感じで良いです。

また、2人とも大学生なので踏み込みすぎず、立ち回りがいいのも読んでてストレスにならないです。

奈月だけでなく、夏帆も健斗に気があるようで、頑張ってほしいです。大人しい感じなのにSっけがあるのは素晴らしい。いつか裏の顔を見てみたいです。


健斗の昔好きだった梨花も中々、ミステリアスな存在で、場をかき乱してくれそうだし、動向に注目ですね。


終盤に健斗と奈月のそれぞれの心の内が明かされて、非常にニヤニヤしました。早くくっつけと思うが、そうはいかないだろう。



1巻はまだラブコメの始まりを予感させるだけでまだラブコメは始まっていないので、これからヒロイン達が自分の気持ちを出してきたらどうなるのか。続きが楽しみです!




歪みの元は コープス・ハント

コープス・ハント


連続殺人犯が唯一、自分はやっていないという事件について、YouTubeberと警察が追って行き、その先に見つけた事件には驚きと共に歪んだ感情が溢れる真実があった。

(あらすじ)

連続猟奇殺人犯の衝撃の告白――それは自身の犯行の模倣犯を殺し、遺体を思い出の場所に隠したというものだった。事件の真相を追う女刑事と遺体捜しをする少年達が出会うとき、驚愕の真実が明らかになる!


時系列が前後し、様々な視点から物語が展開していたので、飽きることなく最後まで惹きつけられて読み進めることが出来ました。

犯人像が徐々に徐々に浮かび上がってきて、繋がったときはそういうことかと、唸るしかなかった。

犯人や事件を追う人達にも背景があり、読んでいて、想像の幅が広がったので良かった。


YouTubeberの活動の裏側も生々しくて、楽なことではないと思いました。


そして、この作品では親が重要な存在になっていました。

子は親を選べないし、逆らえない。

家庭が歪んだら、こうなってしまうのかと苦い気持ちにもなりました。

2020年3月 購入予定&気になる作品

1.2月も過ぎて、3月になりますが、コロナウイルスが流行っていて体調には気をつけないといけないですね。

さて、3月は発売延期作品も少しあり、これは読んでおきたい!という作品は少ないです。まぁ、積本を消化するのに徹したいですね。



新作では角川スニーカー文庫で甘々ラブコメを書いている紙城先生がMF文庫で出す新作や様々なレーベルから作品を出している斜線堂先生がメディアワークスで作品が楽しみです。

 

 

 

 

 

転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? (MF文庫J)
 

 

 

 

恋に至る病 (メディアワークス文庫)

恋に至る病 (メディアワークス文庫)

 

 

・期待している新作

こわれたせかいのむこうがわ

転生ごときでも逃げられるとでも、兄さん?

君は地獄に堕ちるだろうから

 

新刊は新作より読みたい作品が多くて、どれも楽しみですが、俺ガイルのアンソロジーゲーマーズDLCなどざ、シリーズ終了後のサービスみたいで凄い気になってます!




異世界の名探偵 2 帰らずの地下迷宮 (レジェンドノベルス)

異世界の名探偵 2 帰らずの地下迷宮 (レジェンドノベルス)

  • 作者:片里 鴎
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ブルーローズは眠らない (創元推理文庫)

ブルーローズは眠らない (創元推理文庫)





ゲーマーズ!DLC3 (ファンタジア文庫)

ゲーマーズ!DLC3 (ファンタジア文庫)


マツリカ・マトリョシカ (角川文庫)

マツリカ・マトリョシカ (角川文庫)




・期待している新刊

異世界の名探偵2

やがて君になる 佐伯沙弥香について3

ブルーローズは眠らない

友達の妹が俺にだけウザい4

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

アンソロジー1.2

ゲーマーズ DLC3

マツリカ・マトリョシカ

 

 

3月1日

角川スニーカー文庫

幼馴染が引きこもり美少女なので、放課後は彼女の部屋で過ごしている(が、恋人ではない!)

隣の女のおかげでいつの間にか大学生活が楽しくなっていた

 

3月4日

ジャンプコミックス

ハイキュー42

 

3月5日

花とゆめコミックス

君は春に目を醒ます5

 

3月7日

・レジェンドノベルス

異世界の名探偵2

 

3月10日

電撃文庫

豚のレバーは加熱しろ

こわれたせかいの、むこうがわ

やがて君になる 佐伯沙弥香について3

リベリオ・マキナ3

 

3月12日

創元推理文庫

ブルーローズは眠らない

 

3月13日

GA文庫

友達の妹が俺にだけウザい4

 

3月17日

講談社コミックス

ランウェイで笑って15

 

3月18日

ガガガ文庫

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

アンソロジー1 雪乃side

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

アンソロジー2 オンパレード

 

花とゆめコミックス

墜落JKと廃人教師7

 

3月19日

ファンタジア文庫

ロクでなし魔術講師と追想日誌6

デート・ア・ライブ22

ゲーマーズ DLC3

 

3月23日

・河出書房出版社

ガリさんの感想文はいつだって斜め上3

 

3月24日

・角川文庫

マツリカ・マトリョシカ

海棠弁護士の事件記録

 

3月25日

・MF文庫

転生ごときでも逃げられるとでも、兄さん?

14才とイラストレーター8

メディアワークス

恋に至る病

 

3月27日

MFコミックス

ブロードキャスト2

 

3月28日

KADOKAWA

服を着るならこんなふうに10


 

29とJK3 〜社畜のいやしはJK〜

29とJK3 ~社畜のいやしはJK~ (GA文庫)


1.2巻は怒涛の展開で、鋭二が動き回っていたから、箸休めと言える日常巻で良かった。

ハラハラするところもありつつ、次巻以降への伏線も撒いていて、これからが楽しみになりました。

(あらすじ)

「先輩の妹さんって、すごく可愛いんですね」29歳社畜、槍羽鋭二。後輩の渡良瀬が目撃した「妹」というのは交際中のJK・花恋のことだった!花恋を妹として、会社の草野球に呼ぶハメになる槍羽だが、そこに元カノや妹(真)もやってきて…!?そして正月。槍羽は帰省して同窓会に出席する。目的は、昔の親友と会うため。11年ぶりの再会となるはずが、元カノ・沙樹と花恋の出会いにより、それは奇妙な方向へ進む。語られる槍羽の少年時代。沙樹と、親友と、三人で駆け抜けた胸躍る冒険とほろ苦い挫折。この再会は、今の槍羽と花恋に何をもたらす?“禁断の”年の差ラブコメ第3弾!


会社の草野球では、花恋を妹として連れて行かないといけなかったので、ハラハラしましたが、沙樹には通用しなかった。

昔からの付き合いであるからこそ、花恋とのナイショの関係で揺らいでるのを見過ごせない。

憎いと鋭二、もげろ。

沙樹と花恋が対面したところはハラハラしたな。

草野球自体はコミカルさもありつつ、父親の背中が光るところもあり、締まっていました。ハム太郎は笑えて良かったな笑


そして、これからの展開で必要な人物。

鋭二と沙樹の旧友の剣野についてと、3人の小学生時代の話などを読むと、またハードな展開が待ってそうだけど、凄い楽しみになりました。

想い合う2人 そうだな、確かに可愛いな

そうだな、確かに可愛いな (MF文庫J)


最近、流行りのうざかわ系年下ヒロインモノ。

ただ、主人公が異世界帰りということや、ヒロインがそれほど癖がないというのがありました。

(あらすじ)

この小説はイチャ甘ラブコメ――彼氏彼女の交際が始まった直後の二人の初々しい日々の記録だ。 
彼氏は渡世戒理。17歳、高校一年生(二留)。 
二年間の眠りから目覚めたばかりのワケありの少年。 
彼女の名は桑折那乃。16歳、高校一年生。 
オシャレと面白いことが好きなちょいウザ美少女。
そんな二人の毎日は……大体こんな感じ。 
「せーんぱい♪ 今日のあたし、トクベツ可愛くないっすか~? ほらほら、褒めてくれても――」 
「そうだな、確かに可愛いな」 
「~~っ」 
桑折?」 
「……そーゆうとこっすよ、先輩!!」 
これは少しズレた先輩の無自覚デレに後輩彼女が赤面しまくるだけのお話。 
ヒロインレースも破局の危機もない、尊死必至なラブコメ


最初で渡世が桑折に気持ちを伝えて、カップルが誕生して、後はイチャイチャする日常があるだけ。

ヒロイン同士で争うことがなく、気持ちが行き違うこともない、平和な日々が良いですね。

異世界に20年いってて、価値観が変わった渡瀬を桑折に支えていくのが優しくて、ホッとする。

そして、渡瀬が本音を隠すことなく想いを伝えるので、桑折が照れるのも無理ない笑

性別が逆な気がするが、ギクシャクしてるようで合ってる2人の関係にニヤニヤします。


また、異世界に残っている渡瀬を想っているヒロイン達が今後物語に出てきそうだが、どうやって、物語を動かしていくのか楽しみです。