羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2022年 1月 読んだ本とおすすめ作品 読書メーターから

1月もたくさん、読めました。

新作では特に五つの季節に探偵は、が印象的でした。

新刊は印象的な作品が多めでした。中でも、コンビニ兄弟2、ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II、名探偵に甘美なる死を、弱キャラ友崎くん (Lv.10)、永遠についての証明、早朝始発の殺風景、が良かったです。

 

 

 

・おすすめの新作

純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/21/210000_1

世界一ブルーなグッドエンドを君にhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/26/210000

キミの恋人オーディション 台本にないけどキスしていい? https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/27/210000

五つの季節に探偵はhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/28/210000

 

 

 

・おすすめの新刊 

ある魔女が死ぬまで -終わりの言葉と始まりの涙-https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/17/210000

コンビニ兄弟2 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/06/210000

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/04/210000_1

記憶の中の誘拐 赤い博物館https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/05/211500

名探偵に甘美なる死をhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/09/210000

彼方のアイドル 文庫https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/14/210000

天才王子の赤字国家再生術11~そうだ、売国しようhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/15/210000

弱キャラ友崎くん (Lv.10) https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/19/120000

早朝始発の殺風景https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/22/210000

そして誰も死ななかったhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/24/120000

永遠についての証明https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/23/210000

 

・おすすめの既刊

正欲https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/07/220000

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/18/210000

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/29/211500

 

 1月の読書メーター

読んだ本の数:44
読んだページ数:14889
ナイス数:1178

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)感想
上巻。自殺した生徒の願いが叶ったのか、その生徒と関わっていた7人が学校に閉じ込められる。その中から出るためには自分の中で眠っていた感情、記憶と向き合わないといけない。人数が多いによく書き分けていて、それぞれのエピソードに引き込まれていきます。下巻でどうなるのか気になります。
読了日:01月31日 著者:辻村 深月
あれは子どものための歌 (ミステリ・フロンティア 110)あれは子どものための歌 (ミステリ・フロンティア 110)感想
毒気が孕んだ作風や皮肉の効いた展開には痺れましたが、全体的に登場人物を掴む前に話が終わって次に行ってしまうので、話に気持ちを入れづらかったかなーと。
読了日:01月30日 著者:明神 しじま
万葉と沙羅万葉と沙羅感想
少年、少女の繊細な部分に触れていて、悩みや葛藤と向き合っていく姿は成長過程としてグッときます。どう成長していくんだろうな。
読了日:01月29日 著者:中江 有里
五つの季節に探偵は五つの季節に探偵は感想
ニュートラルな性格で生きていた少女・みどりが同級生から調査をお願いされることで、自分の中に眠っていた気になることを追求していく欲求に気付いていき、探偵になっていく。短編集ですが、みどりの成長が感じられるように1話1話の間で年数が経っているのが良かった。また、ミステリーとしても1話1話か上質な厚みが感じられ、読み終えるとずしんと胸にのしかかるものがありました。是非シリーズ化してほしいです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/28/210000
読了日:01月28日 著者:逸木 裕
君を、死んでも忘れない。 (メディアワークス文庫)君を、死んでも忘れない。 (メディアワークス文庫)感想
難病モノとして捻った仕掛けはあったが、予想の範囲内だったのは残念。最後の物語の行方は良いものでした。
読了日:01月27日 著者:青海野 灰
世界一ブルーなグッドエンドを君に (メディアワークス文庫)世界一ブルーなグッドエンドを君に (メディアワークス文庫)感想
青春と後悔、少し不思議な現象を上手く料理している作品だなと思いました。主人公、湊はサーファーとして生きていたが、怪我によって消化不良を起こしていた。そんな湊の携帯に彼を好きだという少女、すずの魂が宿ることで湊の人生が再び熱を取り戻していく様子に惹かれました。作品に仕掛けられた伏線も見事で、タイトルに上手く繋がってました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/26/210000
読了日:01月26日 著者:喜友名トト
キミの恋人オーディション 台本にないけどキスしていい? (MF文庫J)キミの恋人オーディション 台本にないけどキスしていい? (MF文庫J)感想
久しぶりのあさのハジメ先生の新作で、待ってました。芝居を下敷きにしたラブコメになっていて、本音か演技か分からないようになっている。主人公が目的の為に手段を選ばないが、周りも役者なので、振り回してくる。今後が気になる出だしでした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/27/210000
読了日:01月26日 著者:あさのハジメ
仙台ぐらし (集英社文庫)仙台ぐらし (集英社文庫)感想
臆病と心配性が重なると考えすぎてしまいますね。伊坂幸太郎先生の自作の映画化への考え方はなるほどなと。
読了日:01月25日 著者:伊坂 幸太郎
時をかけるゆとり (文春文庫)時をかけるゆとり (文春文庫)感想
ツボにハマってしまい、久しぶりに本を読みながら声出して笑いました。若気のいたりや店員との戦いなど、こんな経験あるのか!?ということが多かった。エッセイということで自由に表現しまくる朝井リョウ先生のお尻が心配になりました笑
読了日:01月25日 著者:朝井 リョウ
線は、僕を描く (講談社文庫)線は、僕を描く (講談社文庫)感想
単行本既読。単行本読んだ際は正直、作品の魅力に気づけなくて描写が薄い印象だったが文庫で再読してみたらガラッと印象が変わりました。主人公、霜介が生きる意味を感じずにいるところに水墨画を教え込む先生が現れる。水墨画の描き方、良さを学ぶうちに人として生きる意味を感じるようになっていく変化が見事でした。登場人物達の優しさにも良いなと。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/25/210000
読了日:01月24日 著者:砥上 裕將
いのちの車窓から (角川文庫)いのちの車窓から (角川文庫)感想
星野源さんの見る世界はこうなっているのか。なるほどと頷くことはがり。人への見方や物事への考え方がしっかりしているので、日常を切り取っているエッセイがキラリと光る時がありました。
読了日:01月24日 著者:星野 源
永遠についての証明 (角川文庫)永遠についての証明 (角川文庫)感想
自分は数学が好きではない。そんな自分でも数学の理論を追い求めていく主人公・瞭司の孤独で天才的な生き方、考えに引く寄せられていきました。瞭司の周りの人達も影響を受けて変化していく。瞭司の死は明かされていても、本当に死んだのか疑ってしまう。歴史に、数学の世界に関わる人の中では生き続けていくんだろうなと思いました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/23/210000
読了日:01月23日 著者:岩井 圭也
そして誰も死ななかった (角川文庫)そして誰も死ななかった (角川文庫)感想
エログロ、不思議な伝聞、最初から嫌なことが起きるのが予感出来ます。予感が的中して、島に招待された推理作家達に悲劇が襲いかかる。名作をモチーフにした作品の中でかなりトリッキーで大胆な仕掛けがあり、驚かされました。犯人の動機や結末は予想外過ぎました。良いミステリーでした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/24/120000
読了日:01月22日 著者:白井 智之
早朝始発の殺風景 (集英社文庫)早朝始発の殺風景 (集英社文庫)感想
あぁ、素晴らしい… 思わず読んでいて口から漏れてしまうくらい洗練された青春とミステリーの配合になっていて、短編集ながら各話の登場人物に感情移入してしまう。短編という制限がありながらも伏線と回収がスムーズに、かつわかりにくいように行われるのは見事としか言えない。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/22/210000
読了日:01月21日 著者:青崎 有吾
純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期 (ファンタジア文庫)純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期 (ファンタジア文庫)感想
冷酷な諜報員でも好きな小説がある。しかしその小説の最終巻は無慈悲なもので、それを認めない諜報員,ラプターは死に際にも強く願う。その願いが叶い、好きな小説の世界に入ることに。悲劇からハッピーエンドに変えるまでの策略が見事でした。また、締め方も非常に良い気分になりました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/21/210000_1
読了日:01月20日 著者:桜生 懐
黄昏のベルリン (創元推理文庫 M れ 1-5)黄昏のベルリン (創元推理文庫 M れ 1-5)感想
半分くらいで集中力が落ちました。場面転換の仕方や登場人物の個性が合わなかった。
読了日:01月20日 著者:連城 三紀彦
敗北への凱旋 (創元推理文庫)敗北への凱旋 (創元推理文庫)感想
序盤の戦争と殺人の描写に至るまでの過程を暗号にして、最後の最後まで見えないようにされていました。全てがカチッとハマる真相には胸が痛む。だが、その痛みが教えてくれるものがありました。
読了日:01月20日 著者:連城三紀彦
飲めば都 (新潮文庫)飲めば都 (新潮文庫)感想
出版関係者達の酒が混じる、愉快な日々。だけではなく、時には人のあやふやな感情に突き刺さる台詞があり、油断出来ない。しかし、大体はクスッとしてしまうような愛嬌が感じられました。解説の通り、北村薫先生のたらしっぷりが良かったです。
読了日:01月19日 著者:北村 薫
弱キャラ友崎くん (Lv.10) (ガガガ文庫 や)弱キャラ友崎くん (Lv.10) (ガガガ文庫 や)感想
日南の固く閉じられた心を開けられるのか。友崎は悩む。友崎は自分が日南の事を理解している気になっていたが、前から関わっていたみみみ、優鈴達も日南の機微に気づいていて、友崎の慢心も見える。日南を楽しませるために旅行を企てて、それぞれのアプローチで日南の冷めた部分を揺さぶっていて良かったです。ただ、不穏なまま終わったので次巻が楽しみです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/19/120000
読了日:01月19日 著者:屋久 ユウキ
ある魔女が死ぬまで -終わりの言葉と始まりの涙- (電撃の新文芸)ある魔女が死ぬまで -終わりの言葉と始まりの涙- (電撃の新文芸)感想
何度も目が潤んだ。魔女メグが周りの落ち込んでいる人達に寄り添って、その人にとって大事な事を守ろうと懸命に支えようとする姿勢が良かったです。1話1話のエピソードも訴えかけてくるものがあり、魅力的でした。メグにかけられた呪いに関しては予想通りだが、最大の試練になりそうだ。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/17/210000
読了日:01月17日 著者:
2022本格ミステリ・ベスト102022本格ミステリ・ベスト10感想
今村先生、浅倉先生のインタビューは読み応えがありました。ミステリー作品を読むならばランキング作品にも目を向けるべきなのかなと思ったり。
読了日:01月16日 著者:探偵小説研究会
ソードアート・オンライン プログレッシブ5 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ5 (電撃文庫)感想
再読。パズルに凝った階層になっていて、ゲーム感があって良いですね。裏で暗躍している人達の危険度が高まってきていて、そいつらの尻尾を掴むべく頑張るキリトとアスナ。何も知らずにリンドとキバオウはぶつかり合っていると思うとなんとも。次巻で尻尾を掴めるのか、否か。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/02/03/210000
読了日:01月16日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン プログレッシブ4 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ4 (電撃文庫)感想
再読。キリトとアスナのパーティ関係は曖昧なまま続けているが、互いにこのままではいけないと思っているのが分かって良かった。キリトが出した条件が具体的ではなかったのが大きい。長い時間一緒にいすぎたのかも知れない。今回はボス戦に描かれていて、ハラハラ感がありました。アルゴも少ない出番ながら、良い味出してました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/31/210000
読了日:01月15日 著者:川原 礫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 (GA文庫)感想
俯瞰して見ると、フレイヤが自分の失恋を受け入れられずにやけを起こしているだけに見えて笑ってしまう。ただ、フレイヤがオラリオ全体を洗脳してしまう力があるから、大きな話になっている。孤立したベルが消去法でフレイヤを選んだって仕方ないだろうに。それだけフレイヤはベルに恋していたんだなと。次巻は落とし前をつけるべく、戦争遊戯。楽しみだ。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/29/211500
読了日:01月15日 著者:大森藤ノ
天才王子の赤字国家再生術11~そうだ、売国しよう (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術11~そうだ、売国しよう (GA文庫)感想
帝位争奪戦が遂に決着。長く続いていたから、ようやくかというところだが、争う候補達の競い合いが激しかったから仕方なし。ウェイン、ニニムの学友達が時代を利用して、自分の方が上だと戦うのは良い関係を築いていたのだなと羨ましくもなりました。最後に漂ってきた不穏な動きはどうなっていくのだろうか。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/15/210000
読了日:01月14日 著者:鳥羽徹
狼と香辛料 (3) (電撃文庫)狼と香辛料 (3) (電撃文庫)感想
ロレンスとホロの旅路は波乱しか起きないのか。お金が絡んでくるので、わりとシビアで冷たい空気に襲われる。破産程ではないが、今回も目の前が真っ暗になりそうだったロレンスだが、見事に切り抜けてホロとの関係を深めていく。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/30/210000
読了日:01月14日 著者:支倉 凍砂
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 (GA文庫)感想
遂に明かされるシルの秘密。描写や作品の空気感がガラッと変わりそうだが、ベルはどう動いていくのか。大方予想通りの秘密ではあったが、シルの気持ちが切ない。今までの問題とは違い、敵?が凶悪過ぎるのではないか。救いはあるのだろうか。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/18/210000
読了日:01月14日 著者:大森藤ノ
彼方のアイドル (双葉文庫)彼方のアイドル (双葉文庫)感想
この作者の文章、物語のテーマは人の心の痛みやそこからどうなっていくのかを親身に捉えているから、読み進めていくと胸と目頭がじんわりと暖かくなります。どの短編も良かったですが、1番は表題作かなと。思春期の子を持つ母の心の移り変わりにギュッと締め付けられました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/14/210000
読了日:01月13日 著者:奥田 亜希子
名前探しの放課後(下) (講談社文庫)名前探しの放課後(下) (講談社文庫)感想
下巻。見つけ出した名前。そこに至る過程の裏側にはしてやられました。そうだったのかと驚くが、これは気づき辛いようになっていて、そこはうーんだが、読み終えてスッキリしたのは良かったです。
読了日:01月12日 著者:辻村 深月
名前探しの放課後(上) (講談社文庫)名前探しの放課後(上) (講談社文庫)感想
上巻。まだ謎のヒントにすら近づけていないが、下巻で一気に畳めるのか気になるところです。名前は覚えていないが、自殺した生徒がいる。その生徒の名前は?なぜ、自殺したのか?疑問が尽きない。それと同時に主人公がタイムスリップを起こした理由もあるのだろうか。とにかく下巻次第だな。
読了日:01月11日 著者:辻村 深月
恋は双子で割り切れない3 (電撃文庫)恋は双子で割り切れない3 (電撃文庫)感想
3巻まで終えて純は踏ん切りがつかないのか… 双子も救われないな。
読了日:01月10日 著者:高村 資本
私の初恋相手がキスしてた (電撃文庫)私の初恋相手がキスしてた (電撃文庫)感想
全3巻予定とのことで、今巻はまるまるタイトルに至るまでのプロローグでした。感情の揺らぎを楽しむ作品。自覚して正しさよりも間違いを選ぶ人とどう向き合っていくのか。
読了日:01月10日 著者:入間 人間
天使は炭酸しか飲まない (電撃文庫)天使は炭酸しか飲まない (電撃文庫)感想
触れた相手の好きな相手が見える特殊能力を持つ主人公がヒロインの惚れ癖の原因を突き止めて、悩みを解消していく。終盤の問題の解決方法には疑問があるが、爽やかな締めくくりでした。
読了日:01月10日 著者:丸深 まろやか
封印再度 (講談社文庫)封印再度 (講談社文庫)感想
今回、密室としてはかなり惹かれるシチュエーションでしたが、それをそっちのけで犀川先生と萌絵がイチャイチャしていて、謎が頭に入ってこない笑 なんだかとっ散らかっているなと思っていたが、最後の推理を詰めていくあたりは流石でした。今回のハイライトは君は滝に行きなさい。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/11/210000
読了日:01月09日 著者:森 博嗣
名探偵に甘美なる死を名探偵に甘美なる死を感想
現実とVRゲーム空間を行き来しながら、犯人役、探偵役に別れて和やかに謎解きをするはずだったが、人質を取られることでスリリングな展開に。犯人の悪意に振り回されながらも、加茂がゲームに負けずに犯人の思惑を見抜いていったのは痛快でした。犯人の背景には悲しきものがあり、拗れてしまった犯人に想いを馳せてしまいます。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/09/210000
読了日:01月08日 著者:方丈 貴恵
米澤屋書店米澤屋書店感想
米澤先生の本への気持ちが迸っているのが伝わってくるのが良いです。作品への理解、読解力が高いからこそ好きな作品を紹介していくのが上手い。たくさん、読みたい作品が見つかりました。作家としての言葉も対談などを通して見えたのは良かったです。
読了日:01月08日 著者:米澤 穂信
ミス・マープルと13の謎【新訳版】 (創元推理文庫)ミス・マープルと13の謎【新訳版】 (創元推理文庫)感想
おだやかなミス・マープルの台詞の説得力よ。ミステリーの落ちとしてゆるりとたたみかける様は魅力的でした。
読了日:01月07日 著者:アガサ・クリスティ
黒後家蜘蛛の会1【新版】 (創元推理文庫)黒後家蜘蛛の会1【新版】 (創元推理文庫)感想
コージーボーイズを読んでこちらも読みました。序盤の話は興味深く読み進められましたが、中盤からはちょっとずつずれていっている感じがして集中力が落ちていきました。
読了日:01月06日 著者:アイザック・アシモフ
記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)感想
どの短編も正解のようなところにミスリードするのが非常に巧くて、真相が明かされる時に驚かされると同時に作者にしてやられたという気持ちにさせられます。緋色さんが自ら動いていたのは、自らの経験から来ることか。罪を罪だと言われないのは辛いことだ。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/05/211500
読了日:01月05日 著者:大山 誠一郎
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II (角川文庫)ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II (角川文庫)感想
1巻よりも作家、編集、出版社について踏み込んだ暴露話があり、ヒヤヒヤする。だけど怖いもの見たさで覗きたくなる面白さです。主軸である失踪事件とその背景が気になって仕方ないように展開していて、物語運びが巧みでした。明かされた真実に胸が痛むと同時に真実にまでたどり着いた李奈の信念に拍手を送りたい。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/04/210000_1
読了日:01月03日 著者:松岡 圭祐
本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)感想
本屋にまつわるお話がぎゅっと詰まったアンソロジー有栖川有栖先生、坂木司先生、似鳥鶏先生の作品は登場人物や展開がユニークで想像が膨らみました。宮下奈都先生、飛鳥井千砂先生の作品は感傷に浸れる余韻を持たせる締めくくりで印象的でした。
読了日:01月03日 著者:
僕と先生 (双葉文庫)僕と先生 (双葉文庫)感想
日常とミステリーの配分が絶妙で、日常の謎として読みやすいし謎にも頭を使うので読み応えがあります。隼人が双葉を振り回していますが、要所で双葉が隼人を諭しているのが良い関係だなと。過激な隼人の危うさを抑えている。続きが楽しみです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/10/210000
読了日:01月02日 著者:坂木 司
コンビニ兄弟2 (新潮文庫)コンビニ兄弟2 (新潮文庫)感想
2巻はちょっと薄いなと思ったら、内容が充実していました。孫娘と祖母、普通に悩む青年、無意識に女王振る舞いをしてしまう少女、それぞれが悩みながらも自分の殻を破って、周りの人を見て、考えるようになっていて、これからの人生どうなっていくのか楽しみです。次巻はツギさんの過去か。どうなる!?ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/06/210000
読了日:01月02日 著者:町田 そのこ
正欲正欲感想
今、多様性というのが重要になってきている世の中で果たして、多様性という意味を正しく理解出来ているのかを問いかけてくる。登場人物の造形や思考がバランスよく整っているからこそ、突き刺さる多様性の本質に胸が切り裂かれるような気持ちになりました。多様性というのは便利な言葉として使用するべきではないなと改めて思いました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/07/220000
読了日:01月01日 著者:朝井 リョウ

読書メーター