羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2022年 4月読んだ本とおすすめ作品

 新作では、詩をテーマした生者のポエトリー。法律と倫理を突いていく六法推理。ファンタジー世界で生き抜いていくかつて人だった貴方へ。ミステリーの短編小説431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角が印象的でした。


新刊では負けイン、杉浦李奈シリーズ、ひげひろスピンオフが魅力的でした。

 

・おすすめの新作

生者のポエトリーhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/06/210000

二重らせんのスイッチhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/15/210000

高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/16/210000

六法推理https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/25/210000

かつて人だった貴方へ 1.最果ての魔女と葬送士https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/26/210000

431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/30/210000

 

・おすすめの新刊

負けヒロインが多すぎる! (3) https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/20/120000

夏の陰https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/22/210000

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこにhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/21/210000

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Another side story 後藤愛依梨 上https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/28/210000

飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?4 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/29/210000

 

 

・おすすめの既刊

放課後https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/12/210000

52ヘルツのクジラたちhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/07/211500

ワンダフル・ライフhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/08/210000

天久鷹央の推理カルテhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/24/210000

高校事変 VII https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/01/210000

陰の季節https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/06/210000

有限と微小のパンhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/07/120000

 


4月の読書メーター
読んだ本の数:46
読んだページ数:14732
ナイス数:1002

431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角 (ミステリ・フロンティア 112)431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角 (ミステリ・フロンティア 112)感想
紙魚の手帖に表題作が載っていて、読んでいたので面白さは知っていたが、それ以外の短編も惹きつける謎の死とトリックで、読み応え抜群でした。探偵、助手のキャラクター性も良かったです。今後の作品が楽しみです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/30/210000
読了日:04月30日 著者:床品 美帆
カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています6 (角川スニーカー文庫)カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています6 (角川スニーカー文庫)感想
探りあいのヒロイン達の動向がどうにも。悠太も煮え切らない。考えているのは分かるが。
読了日:04月29日 著者:御宮 ゆう
飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?4 (角川スニーカー文庫)飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?4 (角川スニーカー文庫)感想
完結。1巻ごとにドラマがあり、好きなシリーズでした。今回結城の家族、幼なじみが登場して、結城と小鳥の繋がりの深さを他者の視点から感じ取るというのも良かったです。2人の幸せを祈るばかりです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/29/210000
読了日:04月29日 著者:岸馬 きらく
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Another side story 後藤愛依梨 上 (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Another side story 後藤愛依梨 上 (角川スニーカー文庫)感想
めんどくさい後藤愛依梨の素顔が明らかに。本編ではひたすら意味深な態度をとっていた、後藤さんの過去や考えが見えてくることで彼女の本質が分かってくる。最後の最後までグダグダだけど、そのだらしなさが後藤さんのヒロインとしての資質なのがよく分かりました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/28/210000
読了日:04月28日 著者:しめさば
情報を正しく選択するための認知バイアス事典情報を正しく選択するための認知バイアス事典感想
様々な知識と対策、応用が描かれていてなるほどとなることがありましたが、全体的に固くて単調だったかな。
読了日:04月28日 著者:情報文化研究所,山﨑 紗紀子,宮代 こずゑ,菊池 由希子
Jミステリー2022 SPRING (光文社文庫)Jミステリー2022 SPRING (光文社文庫)感想
今村先生、織守先生、知念先生の話が好みでした。短くてもまとまりがあり、展開が予想外な部分があり、楽しめました。
読了日:04月28日 著者:光文社文庫編集部
深夜0時の司書見習い (メディアワークス文庫)深夜0時の司書見習い (メディアワークス文庫)感想
少女の成長譚としてファンタジー要素もあり、ドラマ性がありました。
読了日:04月27日 著者:近江 泉美
この恋が壊れるまで夏が終わらない (新潮文庫)この恋が壊れるまで夏が終わらない (新潮文庫)感想
本題に入るまでが少しだらけてしまうのが残念。そして、憧れの先輩の裏を知ったら興味が薄れてしまう。
読了日:04月27日 著者:杉井 光
かつて人だった貴方へ 1.最果ての魔女と葬送士 (オーバーラップ文庫)かつて人だった貴方へ 1.最果ての魔女と葬送士 (オーバーラップ文庫)感想
あー、まじか。辛い、だけど熱い。ファンタジー冒険譚で人が死んだら魔物になったり、魔物になった魂を命をかけて葬送する葬送士の存在、シビアな世界で生き抜いていく冒険者の始まりとしては衝撃がありつつ、これからの目的に向かっていく主人公達の戦いに期待です。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/26/210000
読了日:04月26日 著者:紙木織々
六法推理六法推理感想
法律と倫理、真実にたどり着くのはどっち。主人公・古城が戸賀とペアを組み、事件の解決へ挑む。互いに長所と短所が見えたが補い合う関係で事件の真実にまで届くというのは良い構成でした。事件そのものもとっかかりやすい始まりだが、調査が進むうちに人の闇が見えてくる構造で読後感はビター。それでも最後は晴れやかで締めたのは良かったです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/25/210000
読了日:04月25日 著者:五十嵐 律人
有限と微小のパン (講談社文庫)有限と微小のパン (講談社文庫)感想
S&Mシリーズ最終巻。最初のすべてがFになる以来の真賀田四季という天才の登場で、分けがわからない事件へと発展していく。凡人には犀川先生と真賀田四季の会話についていけないよ… だが種明かしには衝撃だった。まさかのといったところ。ワイワイしつつ、ミステリーとして上質な物語でした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/07/120000
読了日:04月24日 著者:森 博嗣
超解読 ミステリと言う勿れ 迷える人を救う久能整の至言超解読 ミステリと言う勿れ 迷える人を救う久能整の至言感想
整くん達の台詞のソースを追っていくというもの。興味深く読み進めていけました。好奇心や気づきを大切にしていきたいです。
読了日:04月22日 著者:三才ブックス
夏の陰 (角川文庫)夏の陰 (角川文庫)感想
殺人犯の父を持った岳と殺人犯に父を奪われた和馬が呪いから放たれるまでの物語。前半が加害者側の岳の苦悩、後半は被害者側の和馬の苛立ち、両方の視点を知ることで終盤に剣道を通して、ぶつかり合う2人に圧倒されました。最後の種明かしには救いがありました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/22/210000
読了日:04月22日 著者:岩井 圭也
陰の季節 (文春文庫)陰の季節 (文春文庫)感想
警察小説で、事件というよりも警察内のいざこざを描いていて、警察官の苦悩がより感じられました。短編集ですが、各話濃厚な人の闇を見せつけられるので満足度が高いです。D警察シリーズを追いかけていきたいなと思いました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/06/210000
読了日:04月22日 著者:横山 秀夫
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに (角川文庫)ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに (角川文庫)感想
今回は小説家のパクリ騒動に絡めて、李奈へ謎の脅迫が迫ってくる。複数の軸で展開していくので、中々真相まで辿りつかないが、最後まで読めば納得。さもありなんといった感じだが、李奈はよくぞ気づいたなと。本人の意思とは違う方向に成長しているが、どこに向かうのやら。次巻も楽しみです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/21/210000
読了日:04月21日 著者:松岡 圭祐
星やどりの声 (角川文庫)星やどりの声 (角川文庫)感想
良い家族小説でした。父親を亡くした家族の人生の分岐点を視点を変えて描いていくことで、全員の心にあったシコリを見つけられて、かつ解消されていく過程が見れるので、なんと素晴らしいことか。読み進めていくうちにこの家族の暖かさに解されていきます。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/05/210000
読了日:04月21日 著者:朝井 リョウ
結婚が前提のラブコメ (6) (ガガガ文庫 ガく 2-9)結婚が前提のラブコメ (6) (ガガガ文庫 ガく 2-9)感想
まぁ、こう成るよなという終わりだが、王道で良い。だが、縁太郎と結衣の大事なシーンがあっさりしていたところは?となりました。縁太郎が抱えていた悩みも呆気なく解消されたのは違和感。婚活を題材にしたチャレンジングな作品だったが、もう少し攻めて欲しかったな。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/23/120000
読了日:04月20日 著者:栗ノ原 草介
負けヒロインが多すぎる! (3) (ガガガ文庫 ガあ 16-3)負けヒロインが多すぎる! (3) (ガガガ文庫 ガあ 16-3)感想
妙に癖になるラブコメだな。軽い雰囲気でワイワイしているが、失恋が挟まることで要所で締まるのが絶妙。表紙の小鞠が主役で失恋の残りや部長としての責任がのしかかってくるが、温水や周りの支えが光っていた。温水も徐々に変わってきているのかな。次巻以降も楽しみです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/20/120000
読了日:04月20日 著者:雨森 たきび
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)感想
1話目は軽い雰囲気、2話目はちょっとシリアス、3話目は締めでもあるので深みがありました。今回は鷹央が珍しく脆さを見せていて、人間らしさを感じられて良かったです。医療現場なら避けられない患者の死は辛いけど、それだけで終わらずに良かったです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/04/210000_1
読了日:04月19日 著者:知念 実希人
名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)感想
ひとみが成長していて、より謎への好奇心が増している。無邪気に首を突っ込んでいき、解決へ導き推理力も上がっている。幼い性格だが、探偵としての腕は磨かれている。明るい雰囲気だが、わりと重い事態に発展している。
読了日:04月18日 著者:歌野 晶午
第三の時効 (集英社文庫)第三の時効 (集英社文庫)感想
どの短編もタイトルとトリックがリンクしていて、非常に読み応えがありました。中でも表題作はずば抜けていて、落ちに至る時は衝撃を受けました。第三の時効の意味が強烈でした。
読了日:04月18日 著者:横山 秀夫
たとえ天が墜ちようとも (創元推理文庫)たとえ天が墜ちようとも (創元推理文庫)感想
文章は読みやすいが、物足りない。展開は面白そうだったが。
読了日:04月17日 著者:アレン・エスケンス
掟上今日子の家計簿 (講談社文庫)掟上今日子の家計簿 (講談社文庫)感想
今回はメタなミステリー構造談義と言ったところ。最初の事件の殺人動機にはこんなのもありかと新たな発見をしました。叙述トリックの講義は幅広いトリックの数々が知れました。心理実験、筆跡鑑定も今日子さんを通して、意味が分かって良いです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/18/210000
読了日:04月16日 著者:西尾 維新
高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。 (GA文庫)高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。 (GA文庫)感想
裕時悠示先生の最新作は高校生男女がクルマで旅をしていく青春物語。主人公とヒロインの背景、何故旅に出るのか、関係性を築いていく変化、諸々詰まっていて、今後の旅が気になる出だしでした。普通から飛び出してみる爽快感が味わえる作品です。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/16/210000
読了日:04月16日 著者:裕時悠示
漂う子 (文春文庫)漂う子 (文春文庫)感想
居所不明児童という現代の闇と向き合っていくと同時に親と子の関係が築けない場合の悲劇を描かれていました。胸が痛むが、現実で溢れている問題というのが辛い。微かな希望があったのは救いでした。
読了日:04月15日 著者:丸山 正樹
二重らせんのスイッチ二重らせんのスイッチ感想
冤罪ミステリーであり、家族小説でもある。計算された計画通りに進行していく不穏な雰囲気の中で育っていく、互いの信頼。どこに着地するのか分からず、最後まで気が抜けないスリルがありました。生まれや環境は選ぶなくても、大人になってからは生き方を選べる。そんなふうに感じました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/15/210000
読了日:04月15日 著者:辻堂ゆめ
紙魚の手帖Vol.04紙魚の手帖Vol.04感想
流浪の月特集。遂に映画化か。作家と俳優のインタビュー、書店員の想いを知り、より映画への期待が膨らみました。坂木司先生、北山猛邦先生、櫻田智也先生の小説が素晴らしかったです。安定感ある物語運びでした。
読了日:04月15日 著者:坂木 司,凪良 ゆう,櫻田 智也ほか
カエルの小指 a murder of crows (講談社文庫)カエルの小指 a murder of crows (講談社文庫)感想
詐欺をされたら、詐欺でやり返す。痛快な話かと思いきや、しんみりとする方向へ。素晴らしいどんでん返しが待っていて、気をつけていても引っかかるトリックでした。
読了日:04月14日 著者:道尾 秀介
高校事変 VII (角川文庫)高校事変 VII (角川文庫)感想
高校事変の前に起きた甲子園での事件。そこに結衣は立っていた。まだ人を殺し慣れていない様子に初々しさを感じてしまう。昔の事件と今が交差して、不審な謎を暴いていく構成は見事。田代親子は追い詰められていき、小物感が出てきた。そろそろ結衣と決着をつける時が来たかな。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/01/210000
読了日:04月13日 著者:松岡 圭祐
眠りの森 (講談社文庫)眠りの森 (講談社文庫)感想
バレエという世界の閉塞感が事件の真実に繋がっていて、すとん胸に落ちる。ただ、遠回りから始まる調査が少し退屈でした。最後の結末は哀しさがありつつ、一瞬のきらめきが残りました。
読了日:04月12日 著者:東野 圭吾
甘栗と金貨とエルム (角川文庫)甘栗と金貨とエルム (角川文庫)感想
高校生が主人公でハードボイルドな作風を生み出すのは凄い。ただ、肝心の事件に惹かれず。
読了日:04月12日 著者:太田 忠司
名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)感想
タイトルが詐欺気味なのが気になります。ひとみがおじさん刑事の推理の手助けとなる、助言を出して、解決に導く。関係なさそうなことから事件解決に繋がっている図式が素晴らしい。
読了日:04月11日 著者:歌野 晶午
龍の耳を君に (デフ・ヴォイス) (創元推理文庫)龍の耳を君に (デフ・ヴォイス) (創元推理文庫)感想
今回はタイトルの意味が素晴らしい。読み終える前と後ではタイトルを見て感じる気持ちが違うだろう。ろう者がろう者を犯罪にハメたり、障害を持っている人が証言をしたり、健常者だけではなく、障害を持っている人達にも生き方や苦悩があるのだと実感させられます。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/27/120000
読了日:04月10日 著者:丸山 正樹
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)感想
再読。キャラ小説、ミステリー、医療モノ、読みやすく作られていて、かつ終盤に盛り上がりがある。最後の事件の真実はよく気づいたなと。主役2人のコンビが魅力的です。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/24/210000
読了日:04月09日 著者:知念 実希人
オリックスはなぜ優勝できたのか 苦闘と変革の25年 (光文社新書)オリックスはなぜ優勝できたのか 苦闘と変革の25年 (光文社新書)感想
長らく低迷した球団事情を掘り下げていて、これは勝てないチームだと思う。酷い内部事情があった分、よく改善していったなと。去年の優勝メンバーの獲得背景が分かって、球団方針の通りなのが凄い。
読了日:04月08日 著者:喜瀬雅則
ワンダフル・ライフワンダフル・ライフ感想
家族介護、夫婦関係、不倫関係、障害を持った人と持ってない人の距離、様々なテーマで語り手を変えて展開していく。目次から薄々察していたが、読んでいてこう繋がるんじゃないかと予想出来た。しかし、それでも各パートの結末にはぐいぐい引っ張られました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/08/210000
読了日:04月08日 著者:丸山 正樹
52ヘルツのクジラたち (単行本)52ヘルツのクジラたち (単行本)感想
主人公・貴瑚が初め、訳ありなのがぷんぷん伝わってきて、一体何かあったのだろうかと気になって読みました。徐々に明かされていき、全貌が見えた時は衝撃でした。ここまで不運な人生とは… 貴瑚が小さな悲鳴を上げている愛と出会って、支えようとしていくことで起こる変化には涙が出そう。素晴らしい物語でした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/07/211500
読了日:04月07日 著者:町田 そのこ
生者のポエトリー生者のポエトリー感想
人生で壁にぶつかっている人達が詩を通して、壁を越えていく様子が描かれている短編集。どの話も、読み終えると勇気が貰えます。なぜなのか、きっと自らの人生を切り開いていく一歩を踏み出していく瞬間に立ち会えるから。登場人物達が身近に感じられるから、より物語に没頭することが出来たのかなと。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/06/210000
読了日:04月06日 著者:岩井 圭也
玄武塔事件 (創元推理文庫)玄武塔事件 (創元推理文庫)感想
今回は俊介と野上さんの出番が少なくて残念。事件もあまり惹かれなかったです。
読了日:04月05日 著者:太田 忠司
放課後 (講談社文庫)放課後 (講談社文庫)感想
学校で起こる殺人。しかも密室。構えながら読んでいて終盤のある部分まで読めば犯人にたどり着きました。トリックは半分くらいですけど。青春であり、人間の感情を追っていて、読み応えありました。最後の幕引きは悲しみがありつつ、仕方ないのかもしれない。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/12/210000
読了日:04月05日 著者:東野 圭吾
黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)感想
下巻。中盤前くらいで疑問は解けて、どうするのかと思ったら、大人しそうな節子の冷静な一面にドキッとしました。とはいえ、話してわがだまりなく旅を終えてホッとしました。蒔生にはおいおいと思わないではないが、無事に帰れそうで何より。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/14/210000
読了日:04月04日 著者:恩田 陸
黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)感想
男女4人の旅の物語。昔からの付き合いで気さくに話し合う空気感に落ち着くなと思ったら、鋭く胸を突いてくることも。小さな、不思議な謎をこうなんじゃないかと話していく、合ってるか合ってないかは置いといて、推理していく様子が見事。不穏な雰囲気が漂いつつ、下巻へ。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/11/210000_1
読了日:04月03日 著者:恩田 陸
魔導書学園の禁書少女 少年、共に禁忌を紡ごうか (角川スニーカー文庫)魔導書学園の禁書少女 少年、共に禁忌を紡ごうか (角川スニーカー文庫)感想
作者らしいダークな雰囲気が鳴りを潜めて、テンプレ学園モノでした。全体的にプロットを読んでいるようで残念でした。
読了日:04月02日 著者:綾里 けいし
やがて海へと届く (講談社文庫)やがて海へと届く (講談社文庫)感想
映画観てから原作へ。親友が震災で行方不明になる。心にぽっかりと穴が空いてしまう。周りは親友の死を受け入れていくなか、受け止められない心の動きを描いている。悲しみに包まれつつも受け入れていく変化は人間らしさを感じて良かったです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/02/210000
読了日:04月02日 著者:彩瀬 まる
最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方 (サンクチュアリ出版)最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方 (サンクチュアリ出版)感想
タイトルの通り、考え過ぎないように生きたいと思っていたので読んでいてタメになることが、今後試したことがあったのでメモしました。考え過ぎることよりも、動ける人になりたいという方におすすめです。
読了日:04月01日 著者:堀田秀吾
追想五断章 (集英社文庫)追想五断章 (集英社文庫)感想
再読。一読目より時間が経ち、再び読んだら物語の流れや結末に没入出来ました。静かな雰囲気だが、探し求めていた、依頼者の父の想いに舌を巻きました。暴かれる真実は読者に任せると言う締めが美味すぎる。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/09/210000
読了日:04月01日 著者:米澤 穂信

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