羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ライトノベル

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)3

順調に勝ち上がる一輝とステラに試練がやってくる。 序盤のイチャイチャはどこにいくといった感じでハードな展開に。 一輝をなんとしても蹴落とすためにあらゆる手を尽くしてくる黒鉄家の妨害工作に苦しめられる一輝を見るのはしんどいが、仲間の声が救いに…

二番目な僕と一番の彼女

読んだ人のレビューがよくて、読みました。 読んで良かったです。 主人公・一、ヒロイン・千夏の関係の始まりはよくあるものでしたが、落ち着いた雰囲気があり安定感あるなと思いました。コミュニケーションが自然な感じが良いです。 それぞれの家庭事情が明…

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編10

2年生編も大詰めの3学期。 最初の試験から退学者を想定する試験になっていて、ピリピリした空気が漂っている。それで緊迫感が生まれていました。 もう2年生だから、登場人物に愛着が湧いてきてしまうから辛いものがあった。 坂柳、堀北、一ノ瀬、龍園、それ…

公務員、中田忍の悪徳 (7)

怒涛の暴露合戦から目が離せない。 表紙の通り、ヒロイン達にスポットを当てた話になっていて、今までの積み重ねが爆発した感じでとても良かった。それぞれ違う形で忍を想っていた。環が1番成長していて、彼女の魅力が出ていました。アリエルの馴染み具合も…

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)2

一輝とステラの不器用な恋愛関係も良いが、剣士としての距離もまた良い。秘密の関係として始まったが中々踏み出せない2人がいじらしくて可愛かったです。その反面、騎士としての在り方は綺麗に足並み揃うのはお似合いに見える。 事情を抱えた綾辻先輩の本心…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2

本編のリューさんを見たうえで、彼女の掘り下げが描かれた今作を読むと感慨深いものがある。 ベルと深層に落ちて死闘を切り抜けて、恋に落ちたりしているのを知っているだけに、リューさんへ感情移入してしまう。クールキャラが雪解けしていくのは良いものだ…

落第騎士の英雄譚

完結するそうなので読み返しました。熱い。一輝と桐原の戦いは結末を知っていても見事だと思う。強いがただの俺tueeeではなく、ギリギリの戦いを描くのは素晴らしい。一輝の強さと脆さを見せたのはバランスよくできている。 孤独だった一輝がステラと出会い…

誰が勇者を殺したか

タイトル、表紙に惹かれて読んだが、読んで良かった! ファンタジーの王道である、勇者が魔王を倒す。これは美談ではなく、勇者に担われるというのはただの押し付けであると見たら、見方変わる。 タイトル見たらミステリだけど、誰が殺したかではなく、なぜ…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか19

ベルが強くなるために、前のめりになるのが続いていたのでダンジョンジャンキーを落ち着けるために学区で学ぶ少年少女達に紛れるのは良い気分転換になるんじゃないかな。学ぶ、考えることを知り、成長に繋げるあたり抜け目ない。力を隠すというのも、今だか…

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Another side story 後藤愛依梨 下

待ちすぎて内容覚えてないが、後藤さんのめんどくささは覚えていた。ただ、吉田も情けない。互いにお似合いのような2人だな。初めから想い合ってるのに勇気が出せない人間臭さを上手く描いていました。 とはいえ、2人が付き合うまでに沙優や三島が背中を押さ…

彼とカノジョの事業戦略: ~詐欺師は、“嘘”をつかない。~ (2)

ビジネスはシビア。夢を見すぎるのは嫌われそうな世界だが、成と伊那の2人が夢を見せてくれそうなワクワクがあります。 1巻は個人戦、2巻はグループで競う感じでスタンスが違って興味深い。成がわかりやすく空回りしているが、伊那が目を覚まさせてくれるの…

バスタブで暮らす

タイトルからして、惹かれましたが読んで良かった。そう思える物語でした。 はちゃめちゃ砕けたテンションで送られる家族物語だった。 個性的な家族のおかしくて愛おしい生活は、バスタブでしか眠れなくなっためだかにとって救いだっただろう。 だけど、そん…

クリムヒルトとブリュンヒルド

ブリュンヒルドシリーズ。設定がうますぎて毎巻感情が掻き乱されるの最高です。逆境の描き方や決断の重みがあって、読み終えた後に放心してしまうくらいです。 今回、ページ数少ないなと読む前に思っていたが、グイグイ引き込まれていきました。帯にあるよう…

不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で

良さそうな作品だなと発売を楽しみにしてました。楽しく読めつつ、シリアスも良い塩梅で混ぜられていて、満足です! ラノベとしても、ミステリとしても、バランスが良く読めました。 主人公・天内が冷堂と出会い、事件に遭遇していく形で進んでいきます。 2…

レプリカだって、恋をする。2

1巻でまとまっていただけに、単巻完結でも良かったかなと思いながらも、どう続くのか興味がありました。 序盤から中盤にかけてはレプリカという設定関係ないからアレ?と思っていましたが、見事にやられました。 種を蒔かれていたことに終盤に気づきました。…

本嫌いの俺が、図書室の魔女に恋をした 1

スマホで情報を手軽に集めて、楽に生きている。まさに現代っ子な主人公が小説、本を好きな少女と出会うことで変わっていく。 主人公と少女、対極だけど確かな繋がりを求めていたのは同じだったかな。 周りに合わせて、自分を殺していた主人公と心閉ざしてい…

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない

咲太は思春期症候群に愛されてるなぁ。 麻衣さんに訪れるピンチ、霧島透子の正体、じわじわと迫っていく危機にハラハラしました。やっぱり咲太は麻衣さんのために動いてこそだよね。最後まで、中々問題解決の切り口が切り出せずに焦るが、思いもよらぬキャラ…

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9.5

冬休みの出来事。色々仕込んでいて、様々な人達の思惑が交差していくのが見えて期待が膨らみます。しかし、誰か重要なキャラが退学しそうな雰囲気があり怖さもある。 表紙にもなった坂柳の本心には驚いた、彼女がそこまで入れ込んでるとは思わなかった。ただ…

シャーロック+アカデミー Logic.1 犯罪王の孫、名探偵を論破する

ラノベでミステリー、学園、挑戦してるなと。 推理バトルが軸で学園モノ。興味があり読みました。ヒントを多めで親切でありながらも意をつく謎にしているのは流石でした。 太字で事件に関係していると表すのは斬新ですね。 また、学園の特性を活かした展開で…

彼とカノジョの事業戦略: ~“友達”の売り方、教えます。~

面白い!株式、投資、などビジネスを軸に展開してくるラノベは珍しい。あとがきにもあるが、野心的で挑戦的な作品でした。 ラノベらしく、最初は軽い雰囲気で入り、中盤から終盤へ盛り上がりを作っていて満足度高いです。主人公・真琴と相棒・環の互いの良さ…

公務員、中田忍の悪徳 (6)

アリエルが徐々に出来ることが増えて、微笑ましい。人間社会で生きるのか、元の世界に戻るのかどう落とし込むのか気になる。 今回、とことんアリエルにアリエルに現実を突きつける忍の対応は酷のようだが、親切心からくるものだから仕方ない。 ギャグみたい…

犬と魔法のファンタジー

久しぶりに読み返しましたが、面白いです。 ファンタジーな世界で就活を通して生き方を説いてくる今作は凄い。コミカルに描かれているが就活の違和感をこれでもかと詰め込まれていて、濃い1冊でした。 自分を曲げたり、話を盛ったり、実際にありそうなエピソ…

居残りすずめの縁結び あやかしたちの想い遺し、すずめの少女とお片付け

パッケージが非常に良くて、あらすじからも良さそうな雰囲気がありました。 想像したように、心に沁みるエピソードが詰まった作品でした。優しいメッセージが込められていて、癒されました。 別れからの後悔はあると思うけど、人と動物なんて感情揺さぶられ…

かつて人だった貴方へ 2.次に出会う世界でも

前巻から1年くらい経っていたので、厳しいだろうと思ってましたが完結です。 設定や展開が衝撃的で印象に残っていた作品だったので期待してましたが残念です。 しかし、シオンとアリスレインの人とモンスターの共存という形で締めくくられていたのは非常に良…

賭博師は祈らない(5)

ラザルスが弱さを認めて、自分を俯瞰出来るようになって、1巻の始まりよりも更にカッコよくなっている。 見事な最終巻でした。感無量です。 ラザルスとリーラの信頼関係がとてつもなく強固になっていて、クライマックスの2人の息のあった空間は、ずっと読ん…

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9

色々張り巡らせているなーといった感じ。 南雲は結局のところ、念願晴らせず卒業するのかな。まだ、3学期があるけど、まだ清隆への対抗心が残っているかどうか。 堀北が生徒会長になるのが、どう転ぶか。 堀北が頼りになって、すっかり清隆が介入しなくなっ…

賭博師は祈らない(4)

ラザルスが落ちていく。 絶望感に打ちひしがれながら、自分が弱くなっているのを実感していく展開は辛い。 しかし、底にまで落ちたから師匠を思い出せた。 ラザルスの賭博師としての終わりが迎え。再び賭博師になる。今までとは違う、スタイルを見つけていく…

賭博師は祈らない(3)

ラザルスの旅は波乱だらけ。 今回は自分から踏み込んだわけではないが、勝手に巻き込まれていた。 変化と愛情がテーマとしてあったが、結局のところ人それぞれ。歪みを感じても、それはその人の在り方だから、他人から見たら同意出来なくても仕方ないのかな…

賭博師は祈らない(2)

ラザルスがリーラを助けた代償として、帝都に居づらくなって、旅することに。 そして、立ち寄った村で訳あり娘・エディスに出会う。 今回も賭博師として動くラザルス。 旅先だから見せる駆け引きは流石でした。 また、エディスを救う気ではなかったラザルス…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結 (2)

結ルートに突入した感じが1巻よりも強い。自然に展開が変わっていて、八幡の動きが結衣へ向かっているのが堪らん。細かなところで変化していて、見落としそうになりそう。 八幡が自分のエゴを自覚しながらも、結衣のために動いている。ただ、気持ちはどうな…