羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ライトノベル

悪逆大戦 地獄の王位簒奪者は罪人と踊る

綾里先生らしさ全開のダークファンタジー。 主人公・西島が大切な存在だった・櫻が思惑ことで命を落とし、魂が地獄に落ちてしまった。 その魂を救済するために、命を張ろうとする西島の熱意が良いですね。 段階的に西島と櫻の関係が明らかになり、どうして…

狼と香辛料V

良いですね。 派手な商人としての駆け引きはなかったですが、ロレンスとホロの間にある駆け引きは読み応えがありました。 ロレンスとホロが互いの夢を知っているからこそ、相手を尊重する。だがその時に2人が一緒じゃないと意味がないんだと思う。 相手を尊…

スパイ教室07 《氷刃》のモニカ

スパイ小説なら、裏切りもあるよね。 前回、モニカの裏切りで引きだったので気になっていましたが、なぜ裏切ったのか知りたかったが、切ない事情にグッときました。 誰にも明かせないから、敵につけ込まれるのはやるせないな。クラウスが見抜けなかった理由…

千歳くんはラムネ瓶のなか (6.5)

短編集なのにこの厚みと熱さは凄い。 千歳、夕湖、など以外の本編で語られなかったヒロイン達の胸中を追っていた。 悠月、優空、明日風、陽、それぞれの気持ちは千歳に向いているが、何をしたら良いのか分からず、苦悩している描写が上手い。 立場や距離感…

現実でラブコメできないとだれが決めた? (5)

清里さんの策にハマり、迷走する耕平。 耕平が目指していたものに既に近づいていた清里さんの言葉は耕平によく突き刺さる。 何をしたら良いのか、分からなくなる。 そんな時こそ、共犯者の出番。 だが、上野原は上野原で抱えていた問題とぶつかることになり…

狼と香辛料 (4)

始めから、ロレンスとホロのイチャイチャが入っていたが、すっかり慣れているのがツボでした。互いに内心では落とし所を分かっているのは仲良すぎでは笑 今回は箸休めみたいに感じたが、しっかりトラブルに巻き込まれていた。前巻までが修羅場の連続だった…

ソードアート・オンライン プログレッシブ8

下巻。 カジノ周りの事件は片付いたが、キズメルの問題は未解決。そのあたりは次巻以降に持ち越しかな。クエストの背景が練られていて、話に引き込まれる。 プレイヤーだけでなく、NPCも背負っているのが分かり、NPCだって生きているのだと確認出来ました。…

ソードアート・オンライン プログレッシブ7

また上下巻構成か。 上巻である今巻はカジノが舞台で不正を暴いて、根本的な黒幕を叩くということで、次巻へ含みをもたらす展開でした。 ゲームの世界でもカジノは麻薬的な中毒性を持っていますね。 キリトとアスナのイチャイチャっぷりは健在でした。アル…

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編6

前巻の満場一致試験の結末が堀北クラスにヒビを入れる形になり、起こるクラスの不穏な兆候。それに対して堀北、平田、須藤が動くが、清隆に意見わ仰ぐのが早いのが気かがりで、徐々に清隆に崇拝しているような感じがするのは心配だが、最後に明かされた清隆…

変人のサラダボウル (2)

変サラ2巻、今回は手に取ってページ数少ないなと思いつつも、読み終えると満足感がありました。 ギャグと少しのリアルを織り交ぜる配分が上手いから、すらすら読めるうえに入り込んでしまいます。 サラの岐阜での過ごし方についてギャグの合間に惣助が考え…

ソードアート・オンライン プログレッシブ6

下巻。前巻から続いた話だったがクエストの流れが不規則になっていて、かつ黒ポンチョの介入もあってややこしい事に。 緩い日常もありながらもスリルがある戦闘があり、読み応えがありました。 階層ボスや暗躍している黒ポンチョなどに苦しめながらもキリト…

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 18

遂に完結。 俺修羅が始まってから11年も経ったなんて、信じられない。 別シリーズがあったりメディアミックスやスランプなど色々あっただろうが、とりあえず裕時悠示先生とるろおさんにお疲れ様でしたという気持ちで一杯です。 自分が俺修羅のアニメを観た…

陰キャだった俺の青春リベンジ 天使すぎるあの娘と歩むReライフ

社畜が過労死して、起きたら高校時代にタイムリープ。高校時代やあの頃頑張っていたらという願望が叶う作品。 まさに大人の願う状況でした。 主人公・新浜は社畜の経験を上手く利用して、憧れのヒロイン・柴条院を救うべく奔走するのはスカッとしました。 …

ソードアート・オンライン プログレッシブ5

6層はパズルに凝った階層になっていて、ゲーム感があって良いですね。 ゲーム制作陣の意地悪な考えが頭によぎりそうなシステムでした笑 クエストの最中に襲撃があり、かなり危険なところでしたが、なんとか切り抜けて良かったです。裏で暗躍している奴らが…

継母の連れ子が元カノだった8 そろそろ本気を出してみろ

好きな人と距離を詰めるために必要なのは勇気。 そのために本気を出して、踏み込んでいく姿勢が垣間見える眩しい青春でした。 高校生男女の拗れた恋愛模様だが、要所で真っ直ぐな気持ちをぶつけているから目が離せない。男子も女子も考えて、ぶつかり合って…

ソードアート・オンライン プログレッシブ4

キリトとアスナ、互いに良い関係を築いているからこそ離れどころを見つけられないようで、揺らぐ心情が見えて良かったです。 キリト、アスナ、互いに思うところがあり、迷い中ですが、しっかり決断するでしょう。 キリトとアスナのパーティ関係は曖昧なまま…

狼と香辛料 (3)

ロレンスとホロの旅路は波乱しか起きないのか。お金が絡んでくるので、わりとシビアで冷たい空気に襲われる。 しかし2人のイチャイチャ、やりとりを見ていると暖かい気持ちになりました。 破産程ではないが、今回も目の前が真っ暗になりそうだったロレンス…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17

これほど仕事しないあらすじも珍しい笑 ただ、これが相応しいのかも知れない。 フレイヤが何ふり構わずベルを手に入れるために、オラリオ全体にベルは始めからフレイヤファミリアだったと刷り込み、洗脳していく。 俯瞰して見ると、フレイヤが自分の失恋を…

キミの恋人オーディション 台本にないけどキスしていい?

久しぶりのあさのハジメ先生の新作で、待ってました。 芝居を下敷きにしたラブコメになっていて、本音か演技か分からないようになっている。 今までの作風とは少し違い、ラブコメの行方が分からないようになっていて、演技しているヒロイン達の本心を見抜け…

2021年 下半期 おすすめの新作ライトノベル4選 新刊ライトノベル6選

昨年、2021年下半期に読んだライトノベルで新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。 嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫) 作者:野宮 有 KADOKAWA Amazon エリート異能力者達を出し抜いていく、主人公・ジンの策略は読めなくて愉快…

純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期

冷酷な諜報員でも好きな小説がある。しかしその小説の最終巻は無慈悲なもので、それを認めない諜報員,ラプターは死に際にも強く願う。その願いが叶い、好きな小説の世界に入ることに。 設定からして気になって読んでみましたが、主人公のラプターの冷たい…

弱キャラ友崎くん (Lv.10)

約1年振りの新刊。 そういえば、出てなかったと。 日南の固く閉じられた心を開けられるのか。友崎は悩む。 日南の友崎に指導していた背景や日々の過ごし方を友崎は知り、どうしたら、断絶された日南の心を知れるのか迷う。 友崎は自分が日南の事を理解してい…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16

最初からベルに好意を持っていたシルの秘密が明らかになる。 大方予想通りの秘密ではあったが、シルの気持ちが切ない。 どれだけ、好いていても契約に縛られて、ベルは他の人を見ている。報われないのは分かっていても、好きを伝えようとするシルに胸が締め…

天才王子の赤字国家再生術11~そうだ、売国しよう

帝位争奪戦が遂に決着。長く続いていたから、ようやくかというところだが、争う候補達の競い合いが激しかったから仕方なし。 巻数重ねてきたからこそ、決着に至るのが感慨深いです。 ウェイン、ニニムの学友達が時代を利用して、自分の方が上だと戦うのは良…

狼と香辛料 (2)

ロレンスとホロの関係性が良い。 ぶっきらぼうに見えて気遣いができるロレンスと分かっていてもロレンスから好意的な台詞を聞きたいホロ、2人が徐々に相手が求めることを分かっていくのが堪らなく愛おしくもなる。 今回、ロレンスの商人として絶体絶命のピ…

クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった

男女の友情モノ。 クラスで目立つ天海に隠れている朝凪とぼっちの前原が密かに交流していくのが良い緩さでホッコリします。 異性の友情として、リラックスしてくつろぐというのは良いものだなと思う次第。 ただ、中盤まではただの友情で進んでいくが、その…

飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?3

凄く良かった。 今回は1巻の結城と初白付き合って、問題にぶつかった時の外から見ていた大谷視点のお話。 てっきり結城主人公の物語だと思っていたから不意を突かれました。 結城視点では見えなかった、ぶっきらぼうで、さばさばしたような感じの大谷が結城…

ソードアート・オンライン プログレッシブ3

今回もクエストにコツコツ挑むというものだが、ゲームの醍醐味でもあるから良いものだ。 本筋の階層ボス戦もスリルがあって魅力的だが、ゲームのちょっとした要素もやってこそだよな。 アイテム集めや裏の陰謀を突き止めたりと順番に進行していくのもありだ…

パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。 (2)

まず、続巻が出てくれて嬉しいです! 1巻でもまとまっていたが乃亜や日菜子を掘り下げて欲しかったので。 前巻から少し間が空いたので最初はどんな感じだったけと探りながらでしたが、そうだ、このイカれたやりとりこそ、真骨頂だと思い出しました。 この作…

男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 4. でも、わたしたち親友だよね?〈上〉

前巻で一区切りが着いて、今巻は上下巻の上巻ということでゆっくりとした雰囲気だが水面下で着々と進んでいる感じがしますね。 展開が強引でちょっとイラッともしますが、そうでもしないと物語が動かなさそうだから仕方ないか。 悠宇と日葵が付き合うことに…