羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

夏を取り戻す

1年振りに再読。 夏の季節にピッタリの作品だ。2度目なので俯瞰して読めました。伏線の貼り方が上手いなと改めて確認出来ました。 また、見逃していた部分を発見できて、何度読んでも考えさせられる小説だなと。 小学生達が失踪した理由、そして、調査する側…

2022年10本目映画ブレット・トレイン

伊坂幸太郎先生のマリアビートルがハリウッド映画化となれば、観に行くしかないよな。 自分は吹き替えで観ました。 細かな部分は流石に忘れていたが、原作を読んでいても普通に楽しめる。いや、かなり気持ちが沸き立ちました。 新幹線の中で起こる殺し合いと…

小説の小説

似鳥鶏先生のあとがきを優に超える、おふざけ度。最高にふざけてるのに読み応えある不思議。どの短編もあの手この手で、翻弄してくるのが面白かった。 読む前から帯やあらすじでかましてくるのは想像出来たが、大幅に超えてきた! ルビ、注釈、文章、カバー…

エフィラは泳ぎ出せない

デフ・ヴォイスシリーズの丸山先生が推薦分を帯に書いてるとなれば読むしかないなと。 障害を抱えて生きている人にスポットを当てて小説にするのは難しいと思いますが、今作は障害を持って生きた青年・聡の人生で関わってきた周りの登場人物を掘っていくこと…

砂の上の1DK

すかすかの作者の新作。 物語の流れが分かりやすく、かつ綺麗な気持ちにさせられる作品でした。 スパイ・宗史と未知の細胞・ノンが同居して、築いていく関係。そして崩れていく感情。起床転結が非常に良く出来ていて、素直に流れるがまま読み進められました…

BEASTARS 20

レゴシとキューの特訓の裏に潜む事情はあぁとなってしまうが、真っ直ぐなレゴシがキューを貫いていくのがらしいな。 メロンの影響で肉食獣が変わっているが、ハルちゃん、ルイの姿を見ると、芯を持った生き方をしているならブレないんだろう。 レゴシがメロ…

雲は湧き、光あふれて

甲子園の季節だから、読み返したくなりました。 高校野球は特別な力があると再確認できる作品です。 最初のピンチランナーは代打と代走、2人で役割を果たすというのは形になれば盛り上がるよなと。そこに至るまでの葛藤が良かった。役割を全うする2人に光が…

阿津川辰海 読書日記 ~かくしてミステリー作家は語る<新鋭奮闘編>

阿津川先生のミステリ、小説に注ぐ情熱や愛情に当てられて、どの作品も読みたくなるような書評の数々に圧倒されました。 知らない作品ばかりでしたが、これでもかと作品の良いところを紹介していたのと、どれだけ作品の意図を汲み取ろうとしている姿勢が感…

その意図は見えなくて

ビターな読後感が良い。1冊通して、作風がぶれないのは良いですね。 暗い雰囲気が漂う青春ミステリ。 どの短編も真実が明らかになった後に残る胸中の苦さが素晴らしい。謎そのものというより、なぜ起きたのかを問いかけてくるから、高校生のうちに秘めた気…

2022年 9月購入予定&注目作品

9月は読みたい作品が多いみたいで、嬉しい限りです。新作では、すかすかの作者の新作である、砂の上の1DKが楽しみです。どんなファンタジーか気になります。似鳥鶏先生の小説の小説はいったい、どんな作品なのか分からないのが良いですね。アニメ放送中のリ…

その着せ替え人形は恋をする(9)

海夢が太った… 驚くというか今さらと言った感じ笑 これは五条くんが食事管理を厳しくするしかないな。 海夢がカメラを購入する思い切りの良さは見習いたいようなそうでないような。 五条くんの海夢への撮影はドキドキの撮影で、海夢の魅力がよく映ってまし…

育休刑事

似鳥先生はミステリーの作りが上手いなと改めて思いました。しかも、社会問題を含みつつユーモア溢れる会話や作風に仕上げるのは流石です。 今作は男性の育児休業、しかも警察官で取れるのが奇跡のように描かれているが、当たり前になって欲しいという作者…

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川

刊行ペースが凄い今作。 李奈の成長とミステリーが魅力だが、今回はここ数巻ずっと気にしていた李奈の作家としての成長が見れて嬉しいです。警察から頼りにされているが、本業は探偵ではなく、作家だからな。 事件に巻き込まれてばかりで、作家としての姿の…

録音された誘拐

阿津川先生ならば読みたいと思うくらい、今勢いのあるミステリ作家の阿津川先生の新作。 短編集の透明人間は密室に潜むに収録されていた、盗聴された殺人に登場した探偵と助手を主人公にした作品。 印象的だった短編が、こうして厚い長編に膨らむなんて幸せ…

山口つばさ短編集 ヌードモデル

ブルーピリオドみたいな真っ直ぐな青春ではなく、人の弱さと脆さ、性や生きづらい境遇、感情がドロドロしている短編集でした。 表題作のヌードモデルが中でも、明るいものでした。 罰ゲームから始まる関係はやはり良いな。 性に悩まされる少年を描いた"おん…

その着せ替え人形は恋をする(8)

遂に始まる文化祭。 海夢の衣装作りはいつも通りだが、今回はクラス全体に応援されての形だから五条くんにプレッシャーがかかる。 それでも、自分のやりたいこと。 海夢を輝かせる決意を固めるところはめちゃくちゃカッコ良かったです。 普段、謙虚で弱気な…

雪と心臓

凄い小説と出会った。表紙とタイトルに惹かれて読んだが、最初から最後まで読むのが止められない。 先が読めない構成、展開、仕掛けが組まれていて、読み終えると込み上げてくるものが… 今作は自由奔放な姉と平凡な弟、双子の関係がキモになっていて、双子…

今だけのあの子

イヤミスの印象が強い作者だが、前向きに終わる作品もあるのかと、新しい発見でした。多少イヤミス要素はありましたが、全体的に見れば希望がある感じでした。 女性同士の関係を描く短編集。 どれも粒揃いで惹き込まれます。短編でありながら、物語としての…

2022年10本目映画 劇場版ツルネ ーはじまりの射ー

ツルネの映画を観てきました。 アニメから4年が経っていて、久しぶりのツルネでした。 基本はアニメで放送された部分で随所にオリジナル要素が加わっていたので、アニメの時とはまた違った印象を受けました。 細かな部分で演技を変えているようで、そこも見…

その着せ替え人形は恋をする(7)

五条くんと海夢の関係はいつまで今の均衡を保てるのか、海夢は意識しまくりだけど五条くんは卑屈なところが問題。もう少しきっかけがあれば変われそうなんだが。 でも無意識で五条くんも海夢を意識している。 それが見れて良かった。 文化祭でコスイベント…

その着せ替え人形は恋をする(6)

女装レイヤー・あまねが登場。 彼が見せるコスプレ技術は目から鱗でした。 それ以上に女装、コスプレへの気持ちがハッキリしていて、信念を通す感じが印象的でした。 あまねを通して、五条くんにも影響を受けていて、あまねも五条くんから影響を受けている…

狼と香辛料VIISide Colors

ロレンス視点ではなく、ホロ視点多めの1冊になっていて新鮮でした。 中編1本と短編2本が入っていて、最初の中編では頼れる存在として少年、少女の旅に同行して、からかいつつも、しっかり道を示しているのは流石でした。純粋な気持ちで旅をする2人は眩しか…

2022年9本目映画TANG

先日から公開されたTANGを観てきました。 主演の二宮さんが春ドラマ、マイファミリーでダメ夫を演じていた分、TANGでもダメ夫を見れて嬉しいです。 演技力が抜群だなと改めて思いました。 題材としては、前に進めなかった主人公がある日、ポンコツロボットと…

クライマーズ・ハイ

社会人の組織に縛られ、振り回される者達の歯痒さを描くのが上手い。 規模が大きい事故を追うことになった、地元新聞会社の中で起こる様々な葛藤には、暗い気持ちになりますが追いたくなる魅力がありました。 人の底を覗く危うさが逆に惹きつけてきます。 …

最後の鑑定人

非常に魅力的な短編集でした。 科捜研という、事件を解くうえで必要な部門。 科捜研で優秀であった土門が様々な事件を科学の力を駆使して、真相にたどり着くのが魅力的でした。 科学の力は確かに犯人を追い詰めるには必要な力になるが、使い方を誤れば、後…

サイレント・ウィッチ IV 沈黙の魔女の隠しごと

すっかり、学園での生活に慣れてきたモニカ。 モニカが成長していて、周りの登場人物とも馴染んできている。 作品として安定のシリーズになってきました。それが歯痒くもあるが。 最初の頃のドタバタ感が薄れてきているのは残念。モニカはキャラ的にドジっ…

チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日

新八角先生の描くファンタジーはやはり良い。 世界観と人物の描き方が好き過ぎる。 小さな子は確かに怪物だ。そんな子でも無慈悲な災害に遭えば怪物でなくなってしまう。 主人公・アシトは目の前で無くした姉を忘れられずにいて、とにかく姉を探していた。 …

鴨乃橋ロンの禁断推理 7

ロンの昔を知る、フィン先生が登場。 事件を解く専門が違うとは言え、ロンを遥かに凌駕する推理力を発揮していて、流石といったところ。 ロンが遅れを取る様子は新鮮でした。 毎回だけど、事件の入りと解決の出口がスムーズで楽しく読める。 帯のミステリ作…

そして誰もゆとらなくなった

まさかのオマージュタイトルからして期待していた通り、最高笑えるエッセイでした。 文字通り、身を削って文章を書いている。特に尻。 読んでいて、こんなことある!?の連続だが自分の日常には決して起きて欲しくないことのオンパレードで、朝井リョウ先生…

拝啓 交換殺人の候

タイトルに惹かれて読みました。 まさか、交換殺人を企てる2人の交流に心温まるという不思議な読後感を得られるとは。交換殺人を成長に使う方法があるなんて、思いもしませんでした。 追い詰められ青年と女性が手紙の交換から始まり、互いの殺して欲しい相…