2021-01-01から1年間の記事一覧
表紙、カボか!? 随分、自信がついてきたようだ。 帯にあるが、俺は誰かの代わりじゃない。 俺は俺だ。とダンスが上手い壁谷とのバトルで怯まずに表現していくのは痺れました。 悔しがれるくらいのめり込んでいくのを見ると、本気で何かに打ち込むのは良い…
今回は女性キャラ達の出番が多くて、日常要素が多めでした。 箸休めみたいにゆったりとした空気でしたが、そのまま終わらず。 このシリーズはホヅミと茉莉の創作への想いが重要で、終盤のイベントで起きたハプニングも機転の効いた策で乗り越えたのはグッと…
優我と風我。双子には誕生日にだけ起きることがある。 それは意識が入れ替わるということ。 恵まれない家庭環境で、その特別な能力があったから、2人で生き延びれた。 入れ替わりは地味で使い方が難しいと思っていたが、柔軟な発想で効果的に使っていて上手…
目が普通に機能して、世界が見えるということがどれだけの奇跡か。 この作品を読んで、改めて見えることの有り難さを痛感しました。 主人公・野宮が最初はミスして周りにフォローされてばかりだったが、誠実に目を見て話す彼の人柄が評価されるようになって…
9月は自分の中で、あまり読めてない感じがしましたが40冊以上読めていてビックリ。 新作では、ファンタジー要素と主人公の成長が絡む魔女の娘と斜線堂先生の廃遊園地の殺人をおすすめします。 新刊では異国の過酷な問題を描いたリバーサイド・チルドレン、シ…
主人公・大喜が真っ直ぐに千夏先輩に恋しているのが良すぎる。 思春期特有のハプニングも良い具合に入っていて、2人の進展にドキドキするなぁ。 バトミントンで上手くなろうとする時の大喜のハッとさせられるような真剣さは熱くて好きだ。針生先輩は意地悪だ…
完結。 家族との折り合いがつかず、家出した竜児と大河の逃避行は現実を突きつけられるものになりましたが、その代わりに仲間(北村、実乃梨、亜美)のありがたみが分かりましたね。 高校生は子供でやれることが限られているなかで、もがいていくのはまさに青…
悠二が乙骨に殺されて、一体どうなるんだと思っていたのでホッとした。 だけど、状況が最悪なのは変わらなくて、加茂憲倫の目的を阻止しなければならない。 そのためにどうするのかと明かされていく情報量が多くて、頭がこんがらがる… そして、五条先生の不…
日常の短編集で、ほっこりする話やしんみりする話、など戦闘ばかりだったベル達や作者にとっても休息の日々でゆったり読めた。 本編の展開がハードで熱いからこそ、日常の良さが感じられました。 ヘスティアファミリアのメンバー、エイナさんの始まりの頃を…
ローな雰囲気になると文章に魅力が出てくる作品。 前半はラノベらしい軽い日常のやりとりですが、後半は一転して青春小説のように大楠の心情を描いていて、その二面性に惹かれます。 1巻で明かされなかった江南の抱えている問題と不思議だった大楠に懐いた理…
まさにペッパーズ・ゴースト!意味は是非最後まで読んで確かめて欲しい。 伊坂幸太郎先生の集大成ということですが、そういうことは気にせず読んでほしい力作でした。 主人公・檀先生は他人の飛沫を摂取すると、相手の翌日の未来が見えるという不思議な能力…
帯に書かれていた、本を愛するすべての人に!という台詞が気になって読みました。 読み終えて、はぁ〜と心に染み渡る連作短編集でした。 登場人物の揺れ動く心情を描くのが抜群に優れていて、読んでいて心に訴えかけられるものがありました。 編集者として結…
大河の本心を知ってしまった竜児がこれまでのように歪な協力関係が続けられなくなり、変な距離が生まれてしまう。 そんな時に進路についても考えることに。 これまで、泰子と竜児が互いに仲良く暮らしていたが、互いの主張が折り合わずぶつかり合わないとい…
前回からの続きで、拒食症の女の子がどんどん痩せるというよりも萎んでいってしまうのを見ると、痩せるのが1番という風潮もどうなのかなと思いました。 何より、日が経つにつれて痩けていく娘を支えようとする母の心情が辛い。 友達が気づいてくれて、ぶつ…
10月の購入予定をまとめました。 その中で注目作品を挙げていきます。 新作では伊坂幸太郎先生のペッパーズ・ゴーストとそして、線を、僕は描くの作者が出す新作の7.5グラムの奇跡は外せません。読まねば。 ミステリでは中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン…
弱キャラ友崎くんの人気キャラ・みみみを主人公に置いてのスピンオフとか原作読んでいる読者ならば読むしかない。 それに吉田はなさんの絵もピッタリで違和感ない。 本編では報われない立ち回りになっているが、こちらの外伝ではどうなるか。 母のコネを生か…
新たに幼なじみが参戦してきて、さらに複雑になっていく恋愛模様。 凪の幼なじみ・あいは中々にぶっ飛んだ性格をしていて、これから場を掻き乱していくんだろうな。 ひろの許嫁問題はとりあえずは落ち着いて、考えていけるようになったのでホッとしました。…
デアラコンビの新作ということで、どんな作品か気になってしまいました。 安定のコンビで安心して読めました。 作者らしい歪んだ性癖やぶっとんだ倫理観を織り交ぜつつ、少年が魔女を、世界を救うために真っ直ぐに動く王道展開でした。 魔女に一目惚れした…
現代の世界観で魔法使いが存在するという舞台設定に惹かれて読みましたが、面白かったです。 現実の生活がある世界の裏で魔法という非現実的な世界もあるのだと思うとワクワクします。 ただ、その反面。 魔法使い、魔女になりたくても魔力を持たずに断念し…
単行本が大好きで読み返したりしていた作品で、文庫化されるのは嬉しい。 しかも、単行本にはなかった作者のあとがきが入っている。 内容としては、中学生男女4人とひきこもり探偵が登場する青春日常ミステリー。 各話スポット当てられる子たちが話の終わり…
斜線堂有紀先生は作品を生み出す速さもさることながら、特殊な設定を用いて面白い作品を出すのが凄い。 今回はタイトルからして不気味で、何がやってくれるんじゃないかと予感しましたが、やはりタイトルに込められている通りでした。 プレオープンの遊園地…
素晴らしい! 1巻同様、青春とミステリーが組み合わさっていて満腹です! 特にミステリーとしてガチガチのロジカルが展開されていて、解決パートで真相が明かされると、あぁ!と気付かされるのが気持ちいい。 最初のカンニング事件の濡れ衣を晴らす過程や次…
耕平の策略が綺麗にハマったと見せて、最後にひっくり返された現実の無常さ。 前巻で裏で糸を引いていた清里さんの過去が明らかに。 まさか1冊丸々使うとは思ってなかったが、現実は突き抜けて優秀な人に厳しいというのがよく伝わってきた。 耕平みたいに周…
前巻の終わりに衝撃を受けた鳳チームの悲報。 いったいどうなっていくんだと思ってましたが、灯が鳳の仇を打つ為に騙し騙されのスパイ対決に挑む。 最初から読者を揺さぶりにきていて、最後まで油断出来ない。 ミスリードや伏線が巧みで回収される終盤は圧…
由比ヶ浜結衣という八幡、雪乃を支えながら、自分の気持ちに対して苦しんでいた悲しい面がありましたが、報われるのかと思うと嬉しくなります。 原作終盤での結衣の心情は本編でも切ないくらい語られていたが、この結ではどれくらい掘り下げていくのか戦々…
発売時から表紙やあらすじで気になってはいたが、手が出せてなかった。 もう勢いで読もうと思いきって買いましたが、満足出来る作品でした。 探偵に弱い人からすると、今作の探偵ポジの草壁が魅力に見えるでしょう。 飄々と事件を探っていく振る舞いが良い…
ナンバリングがないので、なんだろうと思ったらが、前日譚だからか。 死線が見える志緒が苦しんでいた時に佐藤と出会い、志緒の重みを取り除こうとする佐藤の考えは志緒にとって大きかっただろう。また、佐藤にとっても志緒の能力に救いを感じているようで…
巻数を重ねてきて、大分登場人物が増えてきたな。 次から次へと出てくるから掴みきれていない。キャラクターが濃いし、バリエーション豊富だからか。 展開も安定しているが、安定しているがゆえに物足りなさも感じてきて、ちょっと変化が欲しいな。 ただ、…
長く続いたラブコメが終わりを迎えてしまうのはなんとも言えない気持ちになると同時にスッキリ区切りが着くということでもあるから、喜ばしい。 鋭太と真涼の偽物の関係から始まり、いろんなことが起きて、その度に鋭太や周りの千和達が決断してきた。 また…
誰も死なないよう、死の予兆、いわゆる死線が見える人を調べて守っていく佐藤と志緒。 志緒の友人・飛鳥が莫大な遺産相続が舞い込むからなのか、否か。 獅加観家に潜む裏側を知っていくうちに、思いもよらぬ事態に。 飛鳥だけでなく、その周りの人達に現れ…